ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

令和祝婚する地方、平成締め離婚する地方、それぞれのお国柄

令和元年初の人口動態速報が発表されましたが、 改元特需で婚姻数が今までの4月の3倍(前年5月比でも2倍)に増大しています。 天皇崩御に伴う改元ではなかった点が大きかったのでしょう。平成元年の時も前年と婚姻数はほぼ一緒でしたし、昭和改元や大正改…

未婚も既婚も「働く大人たち」が働けない人たちを支える社会へ

以前、読売新聞朝刊で紹介された僕のインタビュー記事がヤフーニュースにもなりました! 少子化や人口減少は不可避です。こういうと顔を真っ赤にして怒る御仁がたくさんいるんですが、誰が何をしようと日本の人口は2100年には6000万人になるんです。だとする…

帰省中「まだ結婚しないのか?」攻撃に使えるデータ

お盆真っ只中ですが、マイナビウーマン連載「知らないと困る 結婚の数字」が公開されました。お盆休みで帰省中の独身の方も多いことと思います。「まだ結婚しないのか?」という親御さんの声に、うんざりしてしまう独身男女の方はぜひこのデータを活用してみ…

広島に原爆が落とされた日に「人のつながり」の意味を考える

今日は、広島に原爆が落とされた日です。 本日の朝日新聞の天声人語にとっても素敵なお話が書かれていました。 (天声人語)ヒロシマを残す:朝日新聞デジタル 原爆ドーム photo by 荒川和久 いいお話なので、たくさんの方によんでいたたきたいので全文ご紹…

橘玲さんのご著書「上級国民/下級国民」で紹介されました!

作家の橘玲さんから新刊「上級国民/下級国民」をご恵贈いただきました! ありがとうございます! なかなか痺れる内容です。 本文内でも拙著「超ソロ社会」のことや僕の作ったグラフなんかを引用・転用していただいています。 ぜひご覧ください! 上級国民/…

月4万円の食費は贅沢なのか?

日本テレビ「NEWS ZERO」で紹介された、ある人の食費4万円というものが話題になりました。 番組では石井さん(仮名、33歳、男性)が、平均月間労働時間300時間(月残業時間約120時間)にも関わらず手取り23万で、時給換算すると最低賃金を下回る収入しかな…

アラサー婚活女子は、愛知に行っても、北関東には近付くな。

男余りの記事を東洋経済に書いてから、各方面でバズっている「300万の男余り現象」ですが、結婚適齢期の25-34歳アラサー世代にしぼると、都道府県でいったいどこが男余り県なのかを出しました。 もうタイトルで答え書いてありますけど… ぜひご一読ください。…

読売新聞にインタビュー掲載されました!

本日の読売新聞朝刊に僕のインタビュー記事が掲載されています。シングルライフという特集です。 めっちゃ笑ろうとりますがwww 28日(日)の朝刊届きました。独身者を研究する荒川和久さんのインタビューです。独身は数も増え、市場でも存在感を増しています…

婚活は当たりのない宝くじのようなもの?

未婚男女人口差は300万人もの男余りって記事を書くと、「じゃあ、なんで私は結婚できないの?」とかよく詰め寄られます。 正直に言えば、それは個々の問題なので「知らんがな」として言えないのですが、男余りなのに「女性は婚活で苦労する」とか「婚活パー…

「結婚はコスパ悪い」というリスク回避意識が不幸を招く?

このたびマイナビウーマンでも連載が始まりました! 6月から寄稿していたのですが、評判がよかったらしく7月が「知らないと困る 結婚の数字」というタイトルで、結婚及び恋愛にまつわるいろいろな数字について、アラサーの婚活女子向けの記事を書いていく…

戦争もしていないのに、戦争時以上に男が減り続けている理由

未婚男女の人口差は300万人の男余りだ(20-50代)という話は、こちらの記事で以前しました。 wildriverpeace.hatenablog.jp 総人口で見ると、2015年の国勢調査では、総人口1億2700万に対して、男約6184万、女6525万と、実は女人口の方が多いのです。男女比に…

消えゆく家族…家族とはいったいなんでしょう?

まず、こちらの日本地図を見てください。 2015年から25年後の2040年推計との変化を表していますが、一体何の指標の塗り分けだと思いますか? これは、家族が消えゆくエリアを表しています。 今後25年間(今は2019年なので実質21年間)で、世帯類型のうち「夫…

草食化・肉食化?日本の未婚化は魚食化がカギを握る?

未婚化の原因は、やれ「若い男たちの恋愛離れ」「草食化のせいだ」などと、価値観の問題にしようとする大人たちがたくさんいますが、そうではないことは、これまでも何度もお伝えして来ました。 恋愛できる男なんて、いつの時代も3割程度しかいないし、自分…

もう生涯未婚とは言わせない! 還暦で初婚できる男の確率は?

落語家の春風亭昇太師匠がご結婚されました。おめでとうこざいます! www.nikkansports.com 59歳にして初婚。お相手は40歳の一般女性の方。年の差19歳。しかも、相手の女性は元タカラジェンヌだそうです。 ところで、かつて生涯未婚率という言葉があったので…

一人でいられない人は、誰と一緒にいても寂しい

ベストセラーにもなった下重暁子さんの「極上の孤独」や五木寛之さんの「孤独のすすめ - 人生後半の生き方」などを、不用意な孤独礼賛本だとして否定する人がいます。本当に大きなお世話だと思うんですが、「孤独」や「一人でいること」を、ことさら悪の権化…

孤独リスクを回避する、身近にある「接続するコミュニティ」

誰がなんと言おうと、今後少子高齢化は進むし、日本の人口は今の半分以下の6000万人まで減少します。これから何か始めたとしても、人口推移というのは10年や20年で変わるものではありません。確実にそうなるのです。 人口減少をヒステリックに悲観的に叫びた…

男にはもともと結婚願望なんてないし、告白もできない

新聞もテレビも「結婚したい男女は9割」という言説を取り上げて「9割も結婚したがっているのに未婚が増えるのは男がだらしないからだ」と言いたがりますが、そもそも「結婚したい人9割説」は大嘘です。結婚に前向きなのは男4割、女5割で、これは30年間…

中野信子さんとのトークショー、大盛況でした!

6月17日月曜日、拙著「ソロエコノミーの襲来」刊行記念として、脳科学者中野信子さんをお招きして、「ソロ社会、どう生きる?」をテーマに、トークショーを実施しました! 満席、大盛況でした。ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました! 中野さ…

300万人男余り現象という事実から何を学ぶべきなのか?

東洋経済オンライン連載「ソロモンの時代」更新しました(昨日ですが…)。 テーマは「男余り現象」です。 未婚男女の人口差、15歳以上総数では340万人の男余りでが、20-50代に限っても300万人の男余りです。要するに、300万人もの男は結婚したくても相手がい…

高年収男を狙う婚活女子の5割が夢破れる現実

いろんなところで記事を書かせていただいています。ありがとうございます。今度、「マイナビウーマン」さんでも記事を書くことになりました。 その一回目。 「結婚相手の年収問題」についてです。 結婚は経済生活なので年収を気にするのは当然です。しかし、…

正しいとか正しくないとか…。感情と勘定のいい塩梅を目指そう

正義の名の下の暴力が蔓延しています。 「正しいか、正しくないか」 この二項対立は不毛です。にもかかわらず、毎日のようにネット上で「これ正しくないと思います! 」と糾弾する人が後を絶たず、それに追随する人が増えて集団化すると、「正しくないものは…

「出生数過去最少」のニュースに、いちいちうろたえている場合ではない

本日話題になっていたニュース。2018年の出生数が厚労省から発表されていました。 出生数は91万8397人で3年連続で過去最少を更新し、1人の女性が生涯に産む子どもの推計人数を示す「合計特殊出生率」は1.42で、3年連続で低下した。死亡数は戦後最多…

山ちゃんと蒼井優の結婚! 日本中が驚いたけど、なんか皆が祝福している感が素敵! 

今日の日本は、山里亮太さんと蒼井優さんの話題でもちきりですね。いや~朝起きてこのニュースに触れてホントびっくりしました。 まさかの非モテ代表の山ちゃんが、あの蒼井優と結婚? どこのフェイクニュースかと思ったし、百歩譲って蒼井優が結婚するのは…

男脳・女脳なんてものは根拠のない迷信

「話を聞かない男、地図が読めない女」というアラン・ピーズのベストセラー本があります。お読みになった方も多いと思います。 また、米国の心理学者アラン・グレイが25年前に発刊し、ベストセラーとなった『ベスト・パートナーになるために 男は火星から、…

フジテレビ「Live News it!」に出たのにカトパンには会えなかった泣

本日フジテレビの「Live News it!」の「アレコレト! 」のコーナーに「主婦にも広がるソロ活」というようなテーマで取材を受けまして、コメント出演させていただきました。 取材がきたから、てっきりスタジオに呼ばれて、加藤綾子(カトパン)さんに会えるの…

自己肯定感の話。脳は、案外簡単にバグります

ウートピにインタビューされた記事が公開されました。 全4回の1回目は、自己肯定感について、です。 「仕事ができなきゃ私は自己肯定ができない」「お給料をいっぱい稼いでなければ私は自己肯定ができない」「モテなければ自己肯定ができない」 というふうに…

この地球上には「結婚相手のいない男たち」が余りまくっている

未婚男性と未婚女性の人口差は340万人(20-50代に限定しても300万人)いるという話は過去にもしました。日本全国の未婚女性がすべて結婚したとしても300万人の未婚男性には相手がいないということです。 これが、「男余り現象」というものです。 再掲します…

既婚者の恋愛強者率を調べてわかった「結婚の冷たい現実」

恋愛強者3割の法則。 恋愛ができるのは男女とも3割程度しかいません。わかりやすく言うと、モテ男・モテ女は3割です。いつの時代もです。 これは、僕が本の中でも講演などでも、データを提示し、繰り返し主張していることです。 しかし、「仮に未婚者の中で…

独身研究家荒川和久&脳科学者中野信子トークイベントを開催します!

「ソロエコノミーの襲来」刊行記念イベントとして、脳科学者の中野信子さんとのトークイベントを開催します。 6月17日(月)の19時~ビジョンセンター永田町にて行います。 おもしろいお話ができると思います。お時間ある方は是非! ------- 人口の5…

デモクラシー(民主政治)からエモクラシー(感情政治)の時代へ?

デモクラシーから、エモクラシーへ。 「もはやデモクラシー(民主政治)の時代ではない。多数派よりも感情が、理性よりも感覚が重視されるエモクラシー(感情政治)の時代を生きている」 これは、英国出身の歴史学者ニーアル・ファーガソン氏が、1 月 27 日…