ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

結婚する気のない男の見分け方

とある方のツイッターに以下のような書き込みがありました。

彼に結婚はしないと言われてると……責任とれないのに三十路過ぎの女にアプローチしてくる男たちって何なの?(怒)女にはリミットがあるんだよ!

どうやらお友達の彼氏のことのようです。付き合ったものの、「結婚する気はない」という話になってシュラバンバということなんでしょう。ご当人の女性は30歳過ぎらしいとのことで、このお友達は大層ご立腹のようです。

結婚する気がないなら、タイムリミットのある女と恋愛すんなよ!

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…ってことだと思います。

お怒りはごもっともですし、こちらの女性には大変お気の毒な話ですが、でも、これ結構よくある話です。例えば…

・5年も付き合ったあげく「結婚する気はないから別れよう」と突然彼氏(33歳)に言われた女性(33歳)。

・いつまでもプロポーズしない相手の男性(40歳)に業を煮やして、女性から逆プロポーズをしたところ、「結婚はしないけどこのままの関係を続けよう」と訳のわからないことを言われた女性(30歳)。

・言葉で明言こそされていないものの、どうやら相手の男性(42歳)は、結婚する意志はまったくなさそうで途方に暮れている女性(35歳)。

…など。

 

いずれも女性からすると30歳を超え、子どもを生むことを考えたらもう時間がないという方たちです。

結婚する気が無くても男は恋愛します。

これは、「恋愛の延長線上に結婚がある」と考えている女性には理解できないかもしれませんが、確かにそういう男たちは存在します。付き合っている女性側の問題ではありません。その男が結婚しない男だからです。

そんなはずない!だって厚労省の調査でも「9割近くの男は結婚したがっている」というじゃん!

 

ですよね。そう言いますよね。

でも、これこそメディアの責任だと思うんですよね。

9割使くの男女が結婚したいと思っているというデータはよく引用されますが、これは正確ではない。その話は以下の過去記事でご紹介しています。

wildriverpeace.hatenablog.jp

 

結論から言えば、結婚に前向きなのは20代男60%、30代男50%、40代男39%、50代男29%にすぎません。30代では半数が結婚に後ろ向きなんです。それでもその半分の非婚主義者のうちさらに半分は結果的には結婚するかもしれません。ですが、それはもしかしたら40代や50代になってからの話で、30代では結婚する気がまったくないままかもしれないんです。

そういう結婚しない男たち=ソロ男が存在することをどうか念頭に置いてください。もし、貴女が結婚する気があるなら、そんな男とどんだけつきあおうと時間の無駄です。

 

そういう男とどうすれば結婚まで持って行けますか?という話もあるんですが、正直わかりません。鉄板の戦術なんてありません。

ひとつだけアドバイスできるとすれば、

そういう男とは最初から付き合わないこと。

これにつきます。

 

そもそもターゲットにしてはいけない人たちです。10代向けの商品を巣鴨の高齢者に売りつけたって売れません。まず難しい。

 

じゃあ、そういう男をどうやって見定めればいいの?

確実ではないですが、以下の質問をぶつけてみてください。

ビンゴになるかどうかは別にして、15個以上○がついたら真性ソロ男です。10個でもそこそこ結婚しない男かもしれません。

数が少なくても、

「何かあってもまず自分でなんとかしようとする」

「ひとりの時間がないと死ぬ」

に○がついた人とはお付き合いしない方がいいかもしれません。

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