ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

家族しか頼れないお父さんが一番ヤバい(孤立)っていう話

毎日取り上げられるキングコング西野さんには遠く及びませんが、たまにヤフーニュースになる男、荒川です。

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ちなみにこの写真は僕ではありません。

 

ホウドウキョクさんの特集でインタビューしていただいた記事が公開されました。ヤフーニュース記事では238件もコメントがついて賑わっています。メンタルやられるからコメントは見ません…。

headlines.yahoo.co.jp

 

写真付の元記事はこちら。

www.houdoukyoku.jp

 

これは「人生100年時代」のサバイバル術というタイトルの特集で、全6回あるうちの第4回に取り上げていただきました。ありがたいです。

ちなみに全6回は以下の通り。

第1回  僕らは「80歳まで働く」世代に!? 人生100年時代『LIFE SHIFT』を読み解く/リンダ・グラットン

第2回  「人生100年時代」リタイア後35年間“お金で困らない”戦術/山崎元

第3回  培養肉を食べ、遺伝子解析でガンの薬を…『人生100年時代』のテクノロジー/澤山陽平

第4回  国民の半分が独身に。“超ソロ社会”で孤立に陥らないためには?/荒川和久

第5回  人生100年、みんないつかは「ひとり」に。第一人者に教わる“ぼっち”の楽しみ方/朝井麻由美

第6回  「人生100年時代」の恋愛相談。「2度目の結婚」のために、いま知っておきたいこと/?

いずれも読みごたえののある記事ですのでぜひ!

 

 

 

この記事は、結婚して家族を持つお父さんたちにぜひとも読んでもらいたいものです。

以下、引用。

「大事なのは、家族という概念を『夫婦と子』という小さい単位で考えないことです。ソロや家族という互いの状態で分断するのではなく、考え方としてつなげる。考え方が同じ人が集まれば、それもある種ひとつの“家族”なんですよ。(中略)そうした家族の概念を拡大した“拡張家族”という考え方が必要になると思います」

 

今日、ヤフー知恵袋でこんな質問を見つけました。「妻が両親の介護をしません」

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

妻が両親の介護をしません。私も妻も37歳で両親は70になります。1年前に母が要介護3になりました。認知症も患っています。母が入院して要介護になりそうだというときに、「これから大変だと思うけどよろしく頼むな、できる限り手伝うから」と声をかけたところ「あなたの両親なんだから基本的に介護するのはあなた。私が手伝う方。」と言われました。妻はその言葉どおり私の会社の繁忙期や外せない用事の時くらいしか手伝いません。わたしが仕事後に慣れない介護や家事で死にそうになっているのに妻は娘と家で普通に過ごしています。しかも、「今は義母さんだから下の世話もできるけど、義父さんは無理。もしそうなったら施設も考えてね。」と言います。今まで両親と良好な関係に見えただけに戸惑っています。何よりこの生活にもう耐えられそうにありません。

ベストアンサー含め、大体の回答が「家族で協力し合いましょう」的なことなんですけど、本当にそうですか?

 

なぜ、家族だからというだけで、家族で完結させなきゃいけないの?

こうした介護にしろ、育児にしろ、「家族のことは家族で始末をつけろ。それが家族の愛(という名の自己責任)だ」という刷りこみってすごいと思う。特に既婚者の人たちね。

家族が家族だけしか頼れないがゆえに悲劇については、京都認知症母殺害心中未遂事件というものがありました。

今後、老老介護や認認介護(認知症同士の夫婦)が増えることを考えた場合、家族で話し合って協力するとかいう精神論ではとても立ちゆかないです。家族だからと家族だけを最後のセーフティネットにしていたら、共倒れになりますよ。

 

 

京都認知症母殺害心中未遂事件についてこちら

headlines.yahoo.co.jp