ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

「ガチソロ」「カゲソロ」「エセソロ」「ノンソロ」あなたはどのタイプ?

独身には、3種類あります。

ひとつは、「未婚だがソロ度が低く、結婚したがっている独身」。そして、もうひとつは、「未婚だがソロ度が高く、結婚意欲が低い独身」、最後に「結婚したが配偶者との離別や死別で独身に戻った者」。統計上、「未婚」は前者のふたつを指し、最後のひとつは「婚歴のある独身」となります。

未婚であっても、ソロ度と結婚意欲の高低によって、実はその価値観も行動特性も大きく異なります。

拙著「超ソロ社会」にも掲載していますが、「結婚できない診断」というものがあります。「結婚できない」と書きましたが、正確には「結婚には向いていない」診断です。本当は12項目ありますが、試しに以下の3設問に回答してみてください。○(そう思う)、△(どちらでもない)、×(全く思わない)の三択で答えてください。

設問①:「束縛されるのは嫌いだ」
設問②:「一人で過ごす時間を確実に確保したい」
設問③:「(何か問題が発生しても)最初は誰かに頼らず、自分でなんとかしようとする」

設問③を補足しますと、最終的に誰かに頼ってもいいんですが、最初は自分でなんとかしようと思うかどうかがポイントです。

 

 

結果は以下↓

 

 

すべての設問で○の人は「ソロ度の高い人」です。どれかひとつでも、△や×がついた人は「ソロ度の低い人」となります。僕は、2014年から継続的に全国レベルで20~50代の男女のソロ度を調査していますが、この5年間ほぼソロ度の高い人は40-45%の間で統一されています。

「たった3問で分類できるのか?」と思われるかもしれませんが、5年間延べ10万人以上の調査を経て導き出した結果で、この3問と結婚意欲の高低とは、強い相関関係があります。男女でも同等です。

興味深いのは、独身に限らず既婚男女でもその割合はあまり変わらないということです。既婚者でありながら、ソロ度が高いままの状態を保っている人たちが一定数存在します(特に既婚男性に多い)。

そもそも、誰もが独身からスタートしているわけで、独身時代にソロ活動をしてきた人たち男性が、既婚になったからと言ってその瞬間に価値観が全て一変するというわけではありません。結婚しても合コンや夜遊びをやめない旦那、独身時代から続けている趣味を頑なに継続している旦那など、言われてみればみなさんの周りにも思い当たる人がいるのではないでしょうか。

未婚と既婚、及び、ソロ度の高低で4象限を命名し、図にしたものが以下です。

続きは、日経COMEMOにて。無料です。

https://comemo.nikkei.com/n/nf30e0f895605

 

 

 

ちなみに、12項目によるフル診断は「超ソロ社会」に書きました。合コンのネタにすると盛り上がります! そして、結婚に向いていないソロ男・ソロ女同士は相性がいいということも付け加えておきます。

超ソロ社会 「独身大国・日本」の衝撃 (PHP新書)