ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

脱カメレオン-「駆け込み結婚相談所」のアドバイス

3/16に放送されたテレビ朝日「駆け込み結婚相談所」ですが、今回も年始の番組に続いて、ツイッタートレンド入りするなど好評でした。ありがとうございます。

こんなうれしいツイートも! 

 

このように、我々のアドバイスが勉強になったという声も多くて、うれしい限りです。その後、番組を見逃した方から「見たかった~」という声もたくさんいただきました。とはいえ、ネットにアップするのは違法なので、今回自分のアドバイスに絞って、ここで報告させていただきたいと思います。

「駆け込み結婚相談所」ってなに?って方はまずこちらをご覧ください。

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今回、相談者は3名。最初の方は、こんな方でした。一応お名前はふせさせていただきます。

 

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ちゃんとお仕事されているし(むしろこの年齢の男性より収入多い! )、メイクのお仕事なのでコミュ力もあるし、テレビご覧の方はわかると思いますが、見た目もかわいらしい方です。

ご本人は20代の頃から彼氏が途切れた事がないという。

モテ女じゃないですか。と思ったら、どうやら「男運がない」という相談でした。彼女曰く、付き合う男がことごとく「やべえ奴」しかいないとのこと。

ヒアリングで明らかになった彼女の恋愛遍歴というか「やべえ奴」遍歴はこちらです。

22~24 歳:アルバイト先の大学生。オラオラ系の彼氏。相手の浮気で破局。玄関で浮気現場に鉢合わせ。
24 歳 :同じアルバイト先で整体師を目指す年下。↑の件を相談していたら告白される。彼の将来への意気込みが物足りず、別れる。
24~27 歳:3 歳上のサラリーマンと3 年間交際。婚約までしたが、夢も成長もない男でつまらないと思い別れる。
27 歳 :婚約破棄の頃、飲み会で7 歳上の経営者と出会う。ちゃんと付き合ってもらえず終了。
27~29 歳:その頃、よく飲みに行くバーの店員に口説かれ付き合う。結婚を考えてくれず別れる。
29~30 歳:IT 社長と出会う。1000 万円稼いで来たら結婚してやると言われる。浮気も何度か。あげく相手から「仕事に集中したい」と振られる。
30 歳 :飲み会で知り合った業界人。相手に女がいたが別れるからと言われ、2 年間付き合ったり別れたり。

他にも、「昨日親父が亡くなったからそばにいて」と嘘をつかれホテルに誘ってくる男もいたとか(行かなかったらしいですが…)。

犬山紙子さん「ガチクズだ! 」

異論ありません。最後の嘘つき男とか確かにそうですね。ただ、全体的に漂うのは、「彼女と結婚する気がない男」が多く、それだけを見ると「都合のいい女になってやしないか」という思いになりがちなんですが、よくよく見ると、「相手に結婚の意欲がある男に対しては自分からフっている」点が気になりました。

なので、最期に僕の方から、質問しました。

「そんな男ばかりじゃなくて、良い方と付き合ったことはないんですか?」

すると「あります」と。

その相手は、32歳の頃、9 歳下の外資系サラリーマンとスノボで出会った。
誠実すぎて、眩しすぎて、天使のようで…

「圧倒的にいい人すぎて、こいつはやべえ奴だ」

と思ったそうです。結局クズ男もいい男も、彼女からするとみんな「やべえ奴」になるそうですwww

その天使な彼には海外赴任の夢があり、自分と付き合っているとその夢をあきらめさせてしまうかもしれないと、結局彼女の方から別れたそうなんですが…そこでお時間。最後の質問の答えで、僕なりに解決の方向が見つかりました。 

 

 

僕が出したアドバイスは、「脱カメレオン」でした。

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彼女は、絶えず彼氏がいて、付き合っている男性に合わせて自分の色を確認するような、そんなカメレオン人間なんじゃないかと思ったわけです。

 

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これは、なにも彼女だけの問題じゃなく、誰にでも見られる現象です。上司にはペコペコして、部下には横柄になるサラリーマンとかいますよね。

但し、彼女は、自分の存在価値すらも自分の外側の男や、外部環境に置きすぎてしまっているため、結局自分がわからなくなってしまう状態に陥っているのではないか、と。

彼女自身は色を持たない、透明なんです。いや、「透明だと自分自身で思い込んでいる」といったほうがいいかもしれないだから、色のある男(色気があるって意味じゃないよ)が一緒にいないと、自分の色を可視化できなくなるという恐怖心がある。

「水清ければ魚棲まず」という言葉もありますが、天使みたいな清い男には物足りなさを感じてしまい、逆に、問題のあるクズ男(濁った水)を選んでしまうのと同じ。濁っていないクリアな男だと「透明な自分は可視化されない、可視化されないと実在していない」と思ってしまうのでしょう。

これは自分の外側にある状態(環境)に依存し過ぎいるということになります。

自分の色を持ちましょう。いや、正確には、自分の色に気付きましょう。

 

透明な人なんていない。誰もが自分の色を持っています。

人と付き合うということは、相手の色に自分を合わせるということではなく、相手の色と自分の色とを混ぜ合わせて、新しい色に自分も相手も双方がなるということです。相手に合わせて同じ色になるんじゃない。足して新しい色を二人共同して作り上げるということなんだと思います。

そういうアドバイスをしました。

 

放送では尺の関係で説明できませんでしたが、自分の色とは一色とは限りません。一色であるはずがないのです。

よく「確固たる自分を持て」とか「唯一無二のアイデンティティ」とか言いますが、そういう考え方はかえって自分自身を窮屈にしてしまいます。人は誰かと関わることで、その誰かの色をちょっとずつ受け取り、色を変えていっているはずです。一期一会の出会いでも何かしら影響を受けています。自分が影響を受けているということは、相手にも影響を与えているということです。

誰もが誰かにとって彩りを与える存在であり、誰もが誰かから彩りをいただいているのです。それについてはこの記事に書きましたし、4/8に出る新刊「ソロエコノミーの襲来」にも詳しく書いていますので、ぜひ! 

wildriverpeace.hatenablog.jp

 

amzn.to

 

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