ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

J-WAVE「STEP ONE」に出演。自己肯定感についてお話しました

本日、J-WAVE「STEP ONE」という番組にゲスト出演させていただきました。ナビゲーターは、サッシャさんと増井なぎささん。

 

www.j-wave.co.jp

 

 

お話する話題は「世界一不幸なのは日本の40代男性?その背景に迫る」というものです。

 

東洋経済の連載で書いたこちらの記事に、番組の方が興味を持っていただいて、今回出演させていただくことになりました。

 

toyokeizai.net

 

ISSPの国際調査の結果などから、日本の未婚男性の不幸度は世界的にもっとも高いことがわかっています。というより、未婚と既婚で比べると世界のほとんどの国で、未婚の方が不幸度が高いのです。未婚の方が幸福な国は、メキシコと台湾くらいです。

年代別に見ても、40代は男女とも不幸度が高まります。それでも男の方が女より不幸度が高い。

そして、幸福度に密接な関係があるのが自己肯定感。

今回は、なぜ40代未婚男性の自己肯定感が低くなってしまうのか、についていろいろとお話しました。

番組の中でもお話しましたが、「年収が高ければ自己肯定感は高くなるのでは?」と思われがちです。確かに年収があがればあがるほど自己肯定感の高さもあがりますが、それでも既婚と未婚との差は縮まらない。例えば、同じ1000万円以上稼ぐ既婚男性と未婚男性とでは、自己肯定感が10%ほど未婚の方が低くなります。というか、どの年収でもきれいに10%ほど未婚の方が低いのです。

そう出てしまうと、年収よりも未既婚の差の方が自己肯定感に影響があると思いますよね。

未婚と既婚の差とはなんだろうか?というのを突き詰めて深堀りすると、男らしさ規範という視点が出てきます。

男らしさ規範というと、随分と古臭いもののように思えますが、そもそも男というものは、自前で「男らしくある」などと感じられるほど強くない。男が男らしくあると感じられるのは、女性や子どもなど守るべき対象がいて、自分は頼りにされていて…という環境があってこそはじめて得られるものではないかと思います。

つまり、男が「男らしくある」と自己認識させているのは女性の存在があっての話で、決して男がたった一人で辿りつける境地ではないのです。

自己肯定感とはそうした他者との関係性の中で、自分と向き合うことでしか感じられないものではないでしょうか。

今日のお話についてはradikoで一週間だけ聴けます。

radiko.jp

 

 

 

ここから先は、時間が足りずラジオではお話できなかった内容について。

続きは日経COMEMOにて。

comemo.nikkei.com