ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

あの阿部寛の「結婚できない男」が帰ってきた!

明日から始まります! 「まだ結婚できない男」。

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2006年に、「結婚できない男」というタイトルで、人気を博した阿部寛さんハマリ役のドラマが、13年の時を経て帰ってきます。もちろん主演は、あの時から13年たってもなお未婚のままの阿部さん演じる桑野信介(53歳)です。

個人的にも楽しみです! 

 

ドラマについてのご紹介は割愛しますが、この主人公の桑野のように、この10年ずっと未婚のままだった50代男というのは一体どれくらいいるんでしょうか?

ドラマの年数とは多少ズレますが、国勢調査で2005年と2015年の10年変化をみてみると、2005年時点桑野と同じ40代前半の未婚男は、89万6千人いました。それが、10年後50代前半になった2015年の調査では、80万6千人です。

10年たっても、たった9万人しか減っていません。結婚率(対10年前の未婚人数)にしたらたったの1割です。つまり、世の中の9割の未婚男は、このドラマの主人公桑野と一緒ということです。

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他の年代もあわせてみると、80年代生まれの現在30代はこの10年間で半分以上が結婚しています。40代前半も4割が結婚しました。結婚できなくなるのは40代後半からで、40-49歳結婚率は17%、50-54歳が10%と極端に下がります。

不思議なのは、還暦を過ぎた65歳以上の結婚率がむしろ上昇していることです。未婚者の結婚率なのでこれはあくまで初婚ということです。

かつて生涯未婚と言われたのは、50歳時点まで未婚だった人たちを指していましたが、60歳を超えて初婚する人たちが結構増えてきたわけです。

 

とはいえ、「40過ぎで初婚できている男なんて所詮金持ちなんでしょ?」という意見もあると思います。というより、「金持ってないおっさんなんか誰が相手にしますか?」という意味かもしれません。

ところが、就業構造基本調査での年収別10年推移を見ると、違った事実が浮かび上がってきます。

 

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