ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

ハンガリーの少子化対策について考える

2050年までに人口が減るワースト20という記事がありまして、日本はワースト9位だそうですが…単に減少率でランキングしてもあまり意味はないと思います。

www.businessinsider.jp

ワースト20の顔ぶれを見ると、ほとんど人口の少ない国です。中には1000万人にも満たない国(東京より少ない)もあります。人口1億人以上の国は日本だけ。

実は、これこそが人口減少問題の本丸で、今後中国もインドも大幅に減少して、世界の人口はアフリカ以外全てが減少します。

それについては、このビジネスインサイダーの記事が出る半月以上も前に、「世界中が人口減少する」という記事を僕は東洋経済オンラインの連載で書きました。

toyokeizai.net

 

この記事は、なぜか、翻訳もされていないのに、海外からの注目度が高く、さっそくアメリカとカナダからの取材がきています。具体的メディア名はあえて出しませんが、海外の大手メディアが注目するのに対し、日本のメディアからのレスポンスは現状ゼロです。

日本のメディアは、「人口減少は不可避」という事実を頑なに認めようとしません。誰に忖度しているのでしょう?

 

ところで、ビジネスインサイダーの記事で、人口減少世界のワースト14位にランクされているハンガリーという国があります。

このハンガリーが打ち出した少子化対策がユニークなので、ご紹介します。

www.breitbart.com

 

簡単に翻訳しますと、40歳未満で初婚なら、1000万フォリント(日本円換算で約360万円=2019/10/15レート)を20年返済で国が無利子で融資してくれます。融資なので、返済する必要はあるんですが、第一子を産むと返済は3年間猶予されます。さらに、その3年以内に第二子を産むと、さらに3年間返済が猶予されるとともに、360万円のうちの1/3(120万円相当)の返済が免除されます。さらにさらに、第3子を産めば、残りも全額免除されます。

要するに、3人子ども産めば、貸した400万円は返さなくていいよってこと、あげたと同じことになります。ハンガリーにおける360万円は、平均年収の2.5倍とのことなので、日本価値にすると1000万くらいです。

まだ続きがあって、4人目を産むと一生所得税が免除されるそうです。

他にもいろいろとあるらしいのですが割愛しますが、とはいえ、条件があって…、

続きは日経OMEMOにて。

 

comemo.nikkei.com