ソロで生きる力@荒川和久

来年1月に新刊「超ソロ社会-独身大国日本の衝撃」が出ます。「結婚しない男たち」とあわせてよろしくお願いします。独身研究の第一人者としてテレビ・ラジオたまに出ます。東洋経済オンライン、読売新聞オンライン他コラム等執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

「お互いさま」の心がつながるやさしい世界へ

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はれのひ」事件については前回書きましたが、それ以外にも「世の中捨てたもんじゃない話」がありました。

 

wildriverpeace.hatenablog.jp

 

 

なんと「はれのひ」の福岡天神店だけは逃げずにお客さん対応したという話が!

 

news.livedoor.com

 

店長の女性は取材に対し「社長とは今年に入って連絡が取れていない。スタッフと話し合ってやろうということになった」と話した。

本当に立派です、この方々。しかもこの人たち、給与だって未払いのままだっていうじゃない。なんて素敵な人たちなんでしょうか。

 

こういう社員とスタッフがいたということの方をもっと大々的に報道してほしい。

 

はれのひ」という会社が最低なのは間違いないが、ケチ付けるばかりが能じゃないでしょ?先日の新幹線を止めたJRの車掌さんもそうだけど、ちゃんと仕事をしている人たちをまず称賛しましょうよ。

 

そして今日はこんな話が!

www.itmedia.co.jp

 

キンコン西野さんが「はれのひ」の被害に遭った新成人に「リベンジ成人式」をクルージングでプレゼントするという企画。しかも御代はすべてレターポットの売り上げから西野さんが払うという太っ腹企画。

実はこれ、西野さんの発の企画ではなく、事件を知った女性スタッフの発案から始まっているんです。僕はその女性存じ上げていますけど、とても情に厚い方です。

何がすごいかって、発案女性スタッフ→西野さん即決裁→女性スタッフ即企画外部交渉→協力会社即決定→実施決定・発表→レターポットで全国から賛同集まる。

ここまでわずか3日の早業。

何よりすべてにいろんな人のやさしさがつながっているとこが素敵。やさしさのわらしべ長者みたい。

これこそ「お互いさま」の心がつながるやさしい世界です。

 

とってもいい!

 

これに対して、「これは西野さんがレターポットの宣伝のためにやっている」という批判があるけど、

何が駄目なの?

 

近江商人の商売哲学に三方よしというのがあります。「売り手よし、買い手よし、世間よし」。今回のはまさにそれで、被害者だけじゃなく、賛同してレターポット買う人も、それを見る世間の人たちも、みんなみんな笑顔になっている。

素敵なことじゃない!

ネットでバズらせたいがために、誰かを中傷してみんなを不快にさせる人もいますが、それに比べたら百万倍あたたかい。

 

 

とはいえ…ですよ。

一方で、そもそもその振り袖をレンタルをするお金すらなく、祝ってくれる両親もいない、そんな新成人の子達もいます。

児童養護施設出身の子たちです。

 

そんな彼女たちのために、晴れ着を着せて撮影をしてくれるプロジェクトがあります。ご紹介します。

ACHA PROJECT

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児童養護施設に入る子どもたちのほとんどは親からの虐待です。そして原則18歳で強制的に出ないといけません。18歳の未成年が1人で生きていけるほど世の中甘くないのに。

彼ら彼女らは社会的孤立感に向き合いながらもそれでも懸命に生き、こうして20歳の成人式を迎えたのです。でも、彼女たちには振り袖をレンタルするお金すらない。祝ってくれる周りの人たちもいない。切ないじゃないてすか。

そういう子たちもいるんだ、ということを知ってほしいし、目を向けてほしいと思います。

 

このACHAプロジェクトについては、1/9の読売新聞で社説でも紹介されていました。

www.yomiuri.co.jp

 

東京の山本昌子さん(24)は、児童養護施設で育った女性に無料で振り袖を貸し出す活動を2年前から続ける。自身、18歳まで施設で過ごした。高校卒業後に自立したものの、生活は苦しく、成人式にも出席できなかった。 自暴自棄になったが、後日、先輩の援助によって振り袖姿の写真を撮影することができた。「大切に思ってくれる人に救われた」と、しみじみ振り返る。 振り袖を着た時のうれしさを多くの人に味わってもらいたい、と今の活動を始めた。SNSやホームページで自らの生い立ちを発信し、振り袖の提供を呼びかけた。柔軟な発想で扉をこじ開けた。 現在、協力者は80人を超えている。定期的に撮影会を開く。参加者の喜びの声を聞くと、自分の存在を実感するという。

そうなんです。このプロジェクトをやっているのはまだ24歳の女性、しかもご自身も施設で育ったんだとか。

こういう人は応援してあげなくちゃ、ですよね。

それこそ「お互いさま」なんです。

 

クラウドファンディングやっているようです。ぜひお力になってあげてください。

振袖を通して生きる勇気と一歩を~児童養護施設出身ボランティア団体代表まこちゃん~

camp-fire.jp

 

 

 

※何日前の記事で僕は「成人式は両親のためにやれ」という記事を書いてしまいましたが、親のない子もいるんだよなとちょっと反省しました。 

とかく「けしからん」ニュースはたくさんあるけど、それでも僕らの世界はやさしい。

昨日、成人式に寄せてこんな記事を書きましたが…

 

wildriverpeace.hatenablog.jp

 

今日とんでもない事件が起きました!

 

www.huffingtonpost.jp

 

要するに、振り袖販売やレンタルを手掛ける業者「はれのひ(harenohi)」が成人式当日になって、突然バックレたというもの。予約金云々もありますが、せっかくの式に振り袖も着付けもなく、申し込み者は途方にくれた。

そりゃそうです…

この事件に対して、当然ですが、ネット上では「けしからん!」という声がたくさんあがりましたが、僕はそれよりもこっちのニュースに注目したいのです。

www.huffingtonpost.jp

 

 

 

「お店が逃げました。まじ誰か助けてください」

 

被害にあった女性の早朝のこのツイートに対して、次々と寄せられる善意の連鎖。大勢の人からリプライで情報が寄せられ、中には「今から着付けに行けます」という温かい申し出もあったそうです。

この一連のリプライを見ると泣けてきます…

 

 

 

 

 

無事この女性は朝10時からの成人式に間に合ったそうです。本当によかったですね。他にもたくさん被害に遭われた方をいろんな呉服店や美容室が支援しました。中にはあのユーミンの実家もあったとか。

 

www.hochi.co.jp

 

世の中捨てたものではない。

 

もちろん被害にあわれた方は大変だったろうと思いますし、この女性のようになんとかなった人たちばかりじゃないでしょう。逃げた業者は許せない。だけど、僕はこのひどい事件の裏側にある人々のやさしさの方に注目してほしいし、多くの人たちに知ってもらいたいと思います。

何か問題があった時に、その問題の犯人探しや犯人の責任追求をして「けしからん!」とか怒りの声をあげる人はたくさんいます。でも、それでは何の問題の解決にはならない。

どうしたら今この瞬間に少しでもよくすることができるか。自分にできることは何か。それを即考えて行動できる人。そういう人たちが素晴らしいのだと思います。

 

とかくツイッターは、罵詈雑言や互いに非難しあうSNSであるという噂もありますが、即時性の高いツイッターだからこそ生まれる「やさしい世界」があるのです。思えば東日本大震災の時もそうでした。

本当に世の中捨てたもんじゃない。

 

いつもいつも誰かを「けしからん」と非難するニュースばかりがニュースじゃない。「ありがとう」と言いたいニュースもたくさんあるし、僕らはそんなやさしい世界に生きている。

 

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新成人の皆さま。今日はあなた達がおめでとうを言われる日ではありません!

明日の成人式を前に、すでに今日成人式を行っている行政もあるようで…。

毎年話題になる北九州市も今日やったみたいです。

 

rocketnews24.com

 

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楽しそうで何よりwww

 

そもそも成人式ってなんのためにやるのか?という話なんだけど、大多数の人は「自分のためのお祝い」だと思っていませんか?

 

違います!

 

成人式は、自分のためではなく親のためにあるものです。

 

 

成人式とは、親が20年間育ててきた子どもの晴れ姿を見る日なんですよ。だってある意味、子を育てた親として平等に来る最後の晴れ舞台だと思うから。

大学の卒業とか、結婚とかは、ほら、しない人もいるから…。

20歳になるまで育ててくれた親への感謝の気持ちを伝える日なんだと考えてほしいと思います。

 

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北九州の男子は別だけど、特に親元離れて暮らしている男子とか、面倒くさがって成人式出ない人もいるでしょ?女子は、晴れ着を着るというイベントがあるから割と参加率高いと思うけど。

僕もね…成人式なんて「面倒くさい」「出るものかっ!」って思ってました。

 

ですが…

 

うちの両親は、僕に内緒で成人式を迎える僕のために、スーツを買ってたみたいなんですよ。2人で一緒に百貨店行って。勿論、スーツなんて持ってなかったから。

「スーツ、買ったから」って電話きて…

しょうがないから見に行きました。

 

そしたらもーなんていうか…とってもダサい!

 

どこで売っているんだよって突っ込みたくなるほどダサい。

俺の実家は田舎でしたから、それこそしゃれたショップなんぞなく、今でこそ地方のメッカ、イオンなんかも当時はなく、地元だけでがんばってるマイナーな百貨店しかなかったわけです。

そこで多分ブランド名忘れちゃったけど、ダーバンかなんかの細かい縦じまの入ったスーツを買ってきてくれた。いかにもヤクザが着てそうな感じのでした。※写真はイメージです。

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思わず口に出てしまいました。

「だせぇ!絶対着ねぇよ、こんなの」

 

言ったあとで(言い過ぎた。怒られるかな…)と思ったんです。それでなくてもうちの父親はカミナリ親父系統で、小さい頃からいつも鉄拳制裁当たり前で育てられてきたから。

でも…

おふくろは「そうかい・・・」と残念そうにスーツを箱にしまい、親父は無言でタバコふかしているだけだった。

その姿に申し訳ないことしたな、と思いました。

 

よくよく考えたらファッションなんてまるで無頓着な両親です。多分2人してあれこれ悩んで選んだスーツなんでしょう。サイズがわからないからと、黙って僕の高校の時の学生服をカバンに入れて、店の人にこれと同じくらいとか言って買ってた両親。

成人式というのは、親として子どもに何かをしてあげられる最後の機会なのかもしれません。

 

そう思うと、その日は自分のわがままを言っている場合ではないのだと、そう考えました。

 

成人式当日…

なんだかんだ言いながらそのスーツを着て成人式行きました。

 

寒い日だったけど
そのダサいスーツが
そのダサさが
とてもあったかく感じられた。

 

とてもあったかかった。

 

 

成人式を迎えた新成人の皆さま、おめでとうございます!

そして、ぜひ自分のご両親にその姿を見せて、自分の口から面と向かって「ありがとう」を伝えてあげてください。

成人の日は、あなた以上にご両親にとって特別な日なんです。

 

年末年始ヤフトピ制覇した「ソロ当たり前の時代」と「結婚自由化が未婚化推進」の話題

あけましておめでとうございます!

本年もよろしくお願いします。

 

え~と…年末年始にかけて2本の記事が公開されまして、2本ともヤフトピに掲載されるという怒涛の数日間を送りました。今年は延べ4~5回ヤフトピに載りました(ヤフーニュースではなく、トップトピックスに載った回数です。ヤフーニュースになったのは多分30回以上)。芸能人でもないし、政治家でもなければ、著名なベストセラー作家でもない自分が、別に犯罪でもないただの執筆やインタビューでこれだけ取り上げられるというのは客観的にも凄いことだと思います。

 

1本目は、12/31日大晦日に朝日新聞系のウィズニュースにてのインタビュー記事。

「ソロ当たり前」時代、独身者が備えるべきこと 2035年は半数が独身に

withnews.jp

 

結婚しようがしまいが誰もがソロに戻ります。ソロで生きる力とは人とつながる力であり、大切なのは自分の中の多様性を育てること。
そんなことを語ってます。ぜひご一読ください。

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12/31の夕方にヤフトピに載りました↓

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2ちゃんのニュー速スレッドもたちあがり★12まで継続しています。

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2本目は、1/2の東洋経済オンラインでの連載「ソロモンの時代」にて。

100年前の日本人が「全員結婚」できた理由

toyokeizai.net

 

自慢ではないですが(自慢ですけど…)東洋経済の僕のこの連載は結構人気がありまして、毎回かなりのPVを稼ぎ、多くの人に読まれています。何より東洋経済の連載の中では一番コメント数の多くつく筆者ではないでしょうか?

今回も、1/2の早朝6時の公開であるにも関わらず、ずっとランキング1位を独走し、遂にヤフトピの注目記事になりました!

 

今回のテーマは、「結婚の自由化は何をもたらしたのか?」についてです。

自由とはなんでしょうか?
発光体というものは、太陽の下ではその存在すら誰も気付きません。光は闇の中でこそ輝きを放つものです。自由もまた同様で、不自由でなければ自由を感じられないものです。
私たちは制約があると不満やストレスを感じますが、それがあるからこそ自由の獲得への欲求が高まります。
逆に言えば、自由にさせられると不満もストレスもない分、自由のために行動するという意欲そのものを失うのです。

結婚にも同じことが言えます。結婚が自由化されると結婚意欲を減退させ、未婚化を推進してしまったのではないか。

今回はそんなお話をしています。ご一読ください!

たった1日で週間ランキング2位、月間ランキング6位、いいねランキングも2位、週間コメントランキングも2位。

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ヤフーニュースでのコメント数は1300件を超えました!

 

ツイッターでも多くの超名人がコメントをしてくれました。

ラジオでご一緒したこともある佐々木俊尚さん。堀江貴文さん、為末大さんなどなど…。東洋経済オンラインの公式ツイッターより彼らのツイッターの方がRTやふぉぼ数が多いんです。ありがとうございます。

 

 

 

そして、関連記事のこちらの記事には脚本家の一色伸幸さんがコメントしてくれました。「私をスキーに連れってって」などのホイチョイ映画3部作や映画「僕らはみんな生きている」などものすごい好きな脚本家なのでうれしいです!

 

 

しかも一色さんのツイートに糸井重里さんがRTしてくれるというおまけ付き!

 

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ありがとうございます!

 

2017年は、ヤフトピで有終の美を飾り、2018年の幕開けもヤフトピで始まりました。本年もどうぞよろしくお願いします。

旅する言葉、巡り巡って「感謝でつながるあたたかいコミュニティ」へ-レターポット生まれる

キンコン西野さんが手掛けた「レターポット」がローンチしました。

 

レターポット?

 

ご存じない方もおられるでしょうけど、簡単にいえば「感謝でつながるあたたかいコミュニティ」だと思います。

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え?よくわかんない?

 

レターポットというのは、要するにレター(言葉)を誰かに送るためのプラットホームです。

 

そんなのラインとかメッセンジャーでよくない?

 

その通りです。要件を伝えるだけならそれで十分です。これは、要件を伝えるものではなく「感謝の気持ち」だったりという「気持ち」を贈る装置です。

 

プレゼントに物を贈ったりしますね。それにも感謝の気持ちはこめられています。けれど、贈られた方にとって正直ありがた迷惑なものもあります。

西野さんはそれを病気見舞いや震災見舞いの千羽鶴にたとえています。もちろん千羽鶴を贈った人たちに悪意などあるはずもなく、そこには気持ちが込められているのですが、結局その気持ちをモノにして贈ったとしても、ゴミになったり、捨てられてしまうわけです。気持ちなんだからそれでいいじゃないか、という意見もあるでしょう。

しかし、自らも阪神大震災の被災者だったという西野さんは、その善意の千羽鶴に苦しめられたとも言います。そりゃそうかもしれません。生きることに必死な被災地に大量に運び込まれた紙の山は邪魔でしょう。

でもそれって切ないですよね…

 

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気持ちだからこそ大切にしたいじゃありませんか。

 

贈る側がお金を払って文字を買い、その買った文字数で相手に手紙を贈る。「ありがとう」という一言にも贈った相手は時間と金をかけていることがわかる。気持ちが込められていることがわかる。それがレターポットです。

 

当初このサービスは、贈られた側の文字数が換金できる仕様だったはずです。つまり、たくさんのレターをもらう人=たくさんの人から感謝される人には結果的にたくさんのお金が集まる仕組み。これはこれで彼の言う「信用経済」のひとつの形であり、通貨の新しい形だなあ、と僕は正直すげえびっくりしたとともに感心していました。

「でもさあ、これ、あの女子とのメールに金がかかるやつと一緒ね」と一部ネット出会い系とかやっている人なら思うかもしれません。確かに金を払ってメッセージを送るという行動だけ取り出したら同じです。

ところが、これローンチ時点で換金不能としています。

すごくいい判断だと思います。換金可能にしてしまうと、とにかく「金に関しては悪知恵の働く天才たち」がこのサービスそのものを崩壊させるリスクがあるからです。

前述した「いつまでたっても本当の女子に会えない出会い系サービス(だってメール打ってるのは女子じゃなくおっさんだからね)」同様、換金可能のレターポットならいくらでも大勢から金をせしめる工作は考えられます。

そうなってしまうとそもそもの「気持ちを贈る」というコンセプトそのものが崩れてしまいますから。

 

え?じゃあ、換金もできないのに、何が楽しくてメールで済む内容をわざわざ金払ってまでやる必要があるんだよ。

 

そう思う方もいるでしょう。でもちょっと考えてみてほしいんです。

 

「情けは人のためならず」という言葉にある通り、自分の行動や思いというものは、結局巡り巡って自分のところに舞い戻ってくるものです。

それは別に他人のために自分を犠牲にするということではありません。自分のためにやる。

感謝を伝えるってそもそもそうでしょ?相手のために「ありがとう」を伝えたいのではなく、自分の感謝の思いを伝えたいから言うんでしょう?

感謝の気持ちをあなたが誰かに伝える。伝わった相手があなたに返してくれることもあるし、なしのつぶての場合もあるかもしれない。でも、それは見返りを求めてやるものではない。そうした思いをたくさん振りまくことで、あなたの気持ちが世の中に広まります。その気持ちは誰かの気持ちを動かして、ゆるいつながりの中であなたに舞い戻ってくるものなんです。

 

気持ちを伝える。巡り巡って感謝の気持ちが成長していつか返ってくる。レターポットは、まさに感謝の循環経済だと思います。

 

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「感謝でつながるあたたかいコミュニティ」と言ったのはそういうことです。コミュニティというと、いつも顔を突き合わせている強い絆と考えがちですが、これから機能するコミュニティは、むしろ弱いつながりの方です。弱いといっても意味がないということではありません。ゆるいつながりであっても、言葉ひとつやりとりできる関係性でも「ほっこり」したりすることがあります。むしろ親密じゃないからこそ救われる場合だってあります。

メルアドも知らなくても、実際に会ったことがなくても、どんな職業とかどんな学歴かとかされこそ年齢すら知らなくても、つながって言葉をやりとりする関係。レターポットはそれが実現できる。

それこそが個人化する未来を救うコミュニティの形だと僕は考えています。

 

レターポット、とにかく一度やってみてください。想像以上に、思いのほか「感謝」が言葉としてやってくるとうれしいものです。

僕のレターポットはこちらです。この記事の感想でもなんでも送ってくれたら喜びます!

letterpot.otogimachi.jp

 

贈りたいけどレターがないよ~って方は、僕のツイッターに感想をください。レターポットのIDを貼り付けてくれたらお礼の言葉贈ります。

 

twitter.com

 

それでも、レターポットってなんやねん?とお思いの方、詳しい説明についてはこちらのブログを参照ください。 

 

keitah.com

 

クリスマスデート文化はいつ作られた?誰が作った?

 カップルなどで賑わうクリスマスイブの12月24日、東京・渋谷で「非モテ(モテないこと)」を自称する人々が集まり、「クリスマス粉砕!」などと叫びながらデモ行進したらしいのですが…。

 

www.huffingtonpost.jp

 

いや、まあ別にデモしたきゃしてもいいけど、もはやクリスマスにカップルでいるってこと自体がマイノリティで、むしろあなたたちの方が多数派なんですけどね。

何度も言ってますが、彼氏・彼女のいる率は3割しかいない。7割はいないんです。

 

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みんな以前ほど「クリスマスまでにパートナーがほしい」なんて焦ってもいないし、イブだから無理やりデートしなきゃという意識もありません。

 

そもそも「クリスマスにはカップルで過ごす」なんて文化(いわゆるクリスマスデート文化)が生まれたのはいつかご存じですか?

 

きっかけはこれ。

松任谷由実「恋人がサンタクロース」

  

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これは1980年12月に発売されたアルバム「SURF&SNOW」に収録されていましたが、70年代までのクリスマスデートはグループでボウリングなどみんなでわいわいやるのが主流でした。この歌詞は、「恋人である男性がプレゼントを持って女性の家に来る」ことを歌っていて、クリスマスはカップルがそういう風に過ごす夜なのだというお墨付きを与えたようなものです。

 

とはいっても、すぐに世の中に浸透するわけじゃなく、翌1981年に発売された田中康夫著「なんとなく、クリスタル」のカップルのデートの仕方が話題になったりという世の中の流れがあって、同年に空間プロデューサーの松井雅美が西麻布にレッドシューズというその後のカフェバーブームの先駆けとなる店をオープンさせています。このころから男女のデートスポット空間というものが商売として注目され始めたわけです。

さらに、「恋人はサンタクロース」を松田聖子がカバーしたのが1982年。一気に「クリスマスはカップルで過ごすもの」という認知が広がります。

そして、そんな中、遂に1983年、12月23日号の「an an(アンアン)」では、「クリスマス特集」が組まれることになります。「今夜こそ彼の心(ハート)をつかまえる!」と題して、恋人たちのためのクリスマスの過ごし方をストーリー仕立てで紹介した。

 

世の中はまさに女子大生ブームの走りでした。ミスDJリクエストパレード」というラジオ番組が人気で、当時青学生の川島なお美がDJをやっていた。

同じ年開業したばかりの赤坂プリンスホテルは、それ以降クリスマスはカップルのメッカとなった。12月25日の朝のチェックアウト時間帯は地獄絵図のような混み具合だったらしい。らしい…というか、実はその時期僕は赤プリでバイトしていたのでよく知っています。

一部屋25000円~10万円くらいするのに、どう見ても大学生としか思えないカップルがイブの夜宿泊しては、シャンパンなどをルームサービスで頼むという時代でした。

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まとめると、クリスマスデート文化は、1980年のユーミンの歌をきっかけに火がついて、81-82年に一部で流行し、1983年an anが記事を掲載した時点で全国的に認知獲得。という感じでしょうか。

※一部専門家がクリスマスデートブームはan anが作ったという人がいますが正しくありません。an anが作ったのではなく1981年からの世の中の流れを反映させてan anが記事化して大衆に広まったと考えるのが妥当でしょう。そして、きっかけはやっぱり「恋人がサンタクロース」という曲なんですよ。

※また、クリスマスデート文化はクリスマス商戦のために流通やメーカーが作ったと考えている人も多いですが、もともとクリスマス商戦は家族のイベントとしてあったものです。当時は家族世帯が標準であり、企業はそこを狙えばよかったのであえて若者や独身にフォーカスする理由がありません。

 

クリスマスソングと言えば、ある一定年齢以上の人は山下達郎の「クリスマスイブ」をあげると思う。この曲がシングルとして発売されたのも1983年。もともとは1983年夏に発売されたアルバム「Melodies」に収録されていたものです。この「Melodies」は名盤なのでぜひ聴いてほしい。

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この曲を使用したJR東海のCMが放送されるのは、ずっとあとの1989年。第一作時点はクリスマス・エクスプレスではなく、ホームタウン・エクスプレスと言っていた。主演は当時まだ15歳の深津絵里

 

www.youtube.com

 有名な牧瀬理穂のやつは1990年の第二弾目です。 

www.youtube.com

 

クリスマスソングの大御所としてはもうひとつワムの「ラストクリスマスがありますが、あれは山下達郎の「クリスマスイブ」の翌年1984年の発売です。

 

クリスマスとは、男が高価なプレゼントを買い、高級レストランで食事をするデートがスタンダードになるのはまさにこの時期1985年頃からです。世はDCブランドブームでもあり、1986年からのバブルへとその後怒涛のごとくなだれ込んでいくわけです。

興味深いのは、まさにこのクリスマスデート文化時代に青春真っ盛りの大学生だった男女が、今一番結婚しない生涯未婚率最高記録を打ち立てた張本人であるということ。

そう考えると、「クリスマスはカップルで過ごすもの」と洗脳されて頑張った人たちが生涯未婚で残っているというのはなんという皮肉でしょうか

言葉をなめんなよ! 言葉ひとつで人を殺すことだってできるんだぞ!

どこのどなたか知らないが、童貞=負け犬と断じて、それは差別じゃないと言い張るおっさんのツイートを見て、とっても気に食わねえから書く。

※ちな、地動説を天動説と間違えて書いているのは本人も気付いたミスなのでそこには触れない。

 

 

別に「童貞」という言葉を言っちゃいけないわけじゃない。だってこの言葉自体禁止されているわけでもないし、差別用語でもないからね。

しかし、「童貞は負け犬だ」といった時点でそこには差別意識というか、上からの見下し要素が透けて見えるんですよ。ダーウィン的とかそんなもんはどうでもよくてさ。そもそも論として「マウンティング」しているわけさ。大体、この人のツイート全体が上から目線なんだけどね。

彼は別のツイートでこうも言っている。

童貞なんて、その気になれば、ソープへ行ってすぐに捨てられる。ようするに行動力が無い。無気力人間はのたれ死ね! 社会や国がそれを面倒みなきゃいけなくなったら、それこと日本チン没だ。

まあ、センスのないダジャレは置いておいて、要するに、「女とセックスもできねえ男は意気地なしだ。行動力がない」と非難しているわけです。

さらには、

童貞でも正々堂々として、肩で風切って歩けばよい。そういうヤツなら、瞳をハートマークにする女性は必ず現れる。ようするにswaggerだ、きみたちに欠けているのは。これはカネや学歴や容姿の問題じゃない!

なるほど。見事なマッチョイズムです。

 

「男は強くあるべし」っていうやつね。「童貞を捨ててこそ男になる」っていうえらい古い常識の持ち主ってことね。

おいくつなんだろう?と思ってみたけど大体50代後半のようです。

 

こういう価値観もあっていいと思いますが、それはそれだし、そうじゃない価値観の人間もいるってことを是非学んでほしいと思います。この人は自分が性欲があるから、他の男の全員性欲があると決めつけてしまうタイプのようです。

性欲がない人もいるし、男だけど女に興味がない人もいる。

 

そして、圧倒的に無知なのは、いい年して童貞なのはマイノリティであるとタカをくくっていること。

 

大間違いです。

 

あのね…18-34歳の男の42%は童貞なんだよ。ほぼ半分は童貞な。

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35-39歳に至っても26%は童貞だ。

これは最近の傾向じゃない。最近の男が草食だからでは決してない。昔っから変わんない。グラフをみればわかるけど、今45-54歳位のおっさんとかと性体験率は変わらない。

この頃の有配偶率は6割だし平均初婚年齢は20代後半。つまり何が言いたいかというと、結婚するまで童貞だった男も2割くらいいたってことなんだよ。そして結婚は見合いとか職場縁のお膳立てが大半。

男なんていつも受け身なんだよ。

自分たちの時代は社会がいろいろお膳立てしてくれたことさえ気付かないでいばるなってんだ。

童貞諸君!きみたちは負け犬なんかじゃない。何一つ負けちゃいない。気にすんな。セックスごときで人に勝ったとかイキってる無知はほっとけ。

…と言いたい。

 

大体さ、童貞を脱出した野郎どもが頻繁にセックスしているかというとそうでもない。36%はここ1年1回もやっていないし、月一回以上やっているのも半分くらいしかいない。

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一部の肉食大好き人種を除けば、大多数の日本人にとってセックスなんてそんなレベルのものなんですよ。出所:2017JEX調査 N5029

 

童貞という言葉を使うなというわけではないが、童貞という「たかがセックスをしたことがないだけの状態」を下に見下すことがダメだって言ってんだよ。

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あまつさえ「童貞ということは子孫を残していないんだから人として価値がない」とかいうやつもいたけど、それは完全に差別な。特定個人を指すとか指さないとか関係なく、個人の状態に関して「価値がない」なんて言葉は許されない。

それは子どものいない夫婦に対して「価値がない」と言ってるのと同じだぞ?

 

「童貞は個人の努力でなんとでもなるもんだからいいだろ?」「風俗行けよ」というのも筋違いなんだよ。そんなことは本人もわかっているよ。つか、大きなお世話なんだよ。

彼らの中には、童貞であることで自分自身を肯定できないでいる人だっている。そんなの気にする必要ない、と思っていたって、このツイートみたいに見下す奴は現実に存在するわけで。

僕が言いたいのは、他人を自分より下の生き物として見下し、そのネタとして童貞を安易に使うその腐った性根を治せ、ってこと。て言っても、もどうせそういう見下し気質の奴は治せないだうから、だったらせめて、お前の言葉に傷付く童貞がこの日本のどこかにいるってことをわかりやがれ!ってこと。

 

言葉をなめんなよ!

言葉ひとつで人を殺すことだってできるんだぞ!

そして、言葉ひとつで救えることもある。

 

同じ言葉、どっちに使うべきか、いい大人ならよーく考えろ。