ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

新刊「ソロエコノミーの襲来」目次を全公開します!

読売新聞に4/8発売の新刊「ソロエコノミーの襲来」の広告が出ました! 

 

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全国書店さん及びamazonにてお買い求めください。よろしくお願いします!そして、買った方は「買ったよ! 」と是非ツイートやコメントを寄せてください! 心の底から喜び、御礼申し上げます。

 

人口5割が独身の時代。だからといって、状態としての孤独を極度に怖れる必要はありません。むしろ心理的に孤立しない生き方をしないといけない時代になります。社会の個人化、消費の個人化、それに伴う自立の個人化が求められます。自立の反対が孤立です。社会が救ってくれる問題ではなく、個人が向き合わないといけない課題です。そんな内容の本です。未婚の人も、結婚した人も、どちらにも関係ある話です。

とはいえ、内容がもっとわからないとなあ、という方に、目次を全部お見せします。

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心に欠落感を感じている方、自己肯定感の低い方、自分に自信の持てない方ぜひ第5章と第6章をお読みいただきたいと思います。

そして、筆者として一番訴えたい部分は第7章に集約してあります。極論を言えば、他の章は、第7章を納得していただくための前振りと言ってもいいくらいです。

本ブログをお読みいただいて、ご興味を持っていただけた方には、きっと納得できる内容だと思います。当然ながら、全2作同様図表・データ満載です。読み応えのある300ページです。

よろしくお願いします! 

お金の話だと堅実なのに、なぜ恋愛はイチかバチかになってしまうのか?

2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが提唱した有名なプロスペクト理論というものがあります。これは、ギャンブルなど、リスクがある環境下における、人間の意思決定回路を分析した理論です。

では、まず、以下の質問に答えてみてください。

あなたの目の前に、以下の二つの選択肢が提示されました。
選択肢A:100万円が無条件で手に入る。
選択肢B:コイントスして表が出たら200万円もらえるが、裏なら1円ももらえない。
さて、どちらを選びますか?

 

THINKING TIME

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多分、あなたは選択肢Aを選んだと思います。

 

どちらの選択肢も手に入る金額の期待値は、計算上100万円です。にもかかわらず、一般的には、堅実性の高い「選択肢A」を選ぶ人の方が圧倒的に多くなります。それは、50%の確率で200万円が手に入る利益より、50%の確率で1円も得られないというリスク回避の方が上回るからです。

これは何もお金だけの話ではありません。仕事においても、成功の確率と失敗の確率が同じならば、失敗しない方を優先するでしょう。

 

このように、一般的に人間は「成功より失敗回避を優先したがる」ものなので、ここには、ソロも既婚も違いはないし、男女差もありません。

ところが、この設問を金銭的なものではなく、恋愛相手や結婚相手に変えると両者の違いが現れます。

続きはこちら。日経COMEMOへ。

 

 

 

※本記事をおもしろいと思った方は、拙著「ソロエコノミーの襲来」にも、ソロならではの心理特性いろいろを紹介していますので、ご覧ください。

 

amzn.to

 

信じたくない事実を排除しようとする人は終わりです

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日本には、戦後2回のベビーブームがありました。1回目は、戦後間もなくの1947年から1949年にかけて。2回目は、1971年から1974年にかけてで、1回目のときに生まれた子どもたちを「団塊の世代」といい、2回目のときに生まれた子どもたちは、団塊の世代の子どもたちであることから「団塊ジュニア世代」と言われました。

1990年代は、その「団塊ジュニア世代」の子どもたちが成人年齢に達する頃であり、通常なら第3次ベビーブームが来るはずでしたが、結局それは訪れませんでした。

なぜでしょう?

そもそも日本政府が少子化を推奨していたという事実をご存じでしょうか?もちろんそれだけが少子化の要因だというつもりはありませんが、今では新聞記者でさえ、この事実知らないんですよ。

新刊「ソロエコノミーの襲来」にも、同様の「知ってるようで知らない事実」を沢山ご紹介していますが、今回はその中から「少子化を推進していた日本」の事実をご紹介しています(ぜひ本の方も読んでください! )。

東洋経済オンライン連載から↓

toyokeizai.net

 

 

さて、毎度クソコメ多いですが今回もヤフコメは210件以上。あざっす! 貴方たちのクソコメが僕のネタになります。こうしてブログネタにさせていただいています。

ところで、エビデンス提示して記事化しているのに嘘扱いして信じない人が多いのが驚きます。

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これこそ「自分の知らないことは事実ではない、自分の信じたくない事実は排除しようとする人の性」で、この性が利用されて洗脳というものが起きるんです。気を付けましょう! 

 

長文でいただいたこのコメント…

「子供は2人」政策とは霞ヶ関がいかに先を見る目の無い無能集団だったか(今は更に酷いが)を如実に表している。そして、今は一人暮らし世帯が多いから、予想外に消費は減退しないのではないか、というご沙汰だ。
確かにそういう面もあろう。ただ、一人暮らしで十分な収入を得て、単身生活をエンジョイしている人が多いのなら、それも言えよう。だが、非正規など薄給で働き、結婚はおろか愛だ恋だと言っていられないor関心も持てない層が、単身者のそれなりの部分を占めているのではないか。
勿論、薄給でも最低限の衣食住は必要だから、薄給同士の共同世帯より「個人単価」は高くつくだろうが、元が知れているから、経済にそれ程の影響はないだろう。それより、収入の多寡は別にして、一人暮らしの人たちが独居老人になった時、日本はその人たちを支えていく事が出来るのか。自助努力も必要だが、国としてもそれを考えておく必要があるだろう。

すげえな、この人。こういう物言いって政治家っぽいよね。なんか国民全体のことを俯瞰して、弱者に寄り添っているようでいて、結局何も言ってないに等しい。

この意見の最大の間違いは、いつまでもモノ消費・所有価値の観念で経済でとらえていることです。

独身者=低収入層というのは間違いではないですが、ことソロ市場に限れば、その低収入層による市場金額が全体の6割近くを占めるのですよ。「経済にそれほど影響はないだろう」とか適当なこと言ってますが、1980年代から拡大したコンビニ市場を支えていたのはまさにソロ生活者(主に男性)という事実を忘れてませんか?

いつまで昭和のマーケット感覚でいるんですか?

 

そして、出ました! 相変わらず鉄板のこのソロ批判コメ。

供給側の人手の視点が全くないよね?そこも検証しなよ。いい加減な事いうな。高齢者、独り身、子なし夫婦たちは、多かれ少なかれ、将来、今の子供たちの労働力に支えられることになるんだから。今一生懸命に子育てしている私らからしたら、ソロはお得みたいな自分の事しか考えてない身勝手な奴らのせいで、自分の子供たちが将来余計に苦労背負わなきゃならなくなるのは、非常に腹立たしい事である。

いい加減なこと言ってるのは貴殿の方ですよ。子どもがいる家庭は子どもが支えてくれるなんていう昔の家族神話はもうないんですよ。8050問題って知ってます?家族が家族だけを頼りに親の介護の面倒見ていたら、親子共倒れになります。そうした昭和の幸せな家族像をいつまで引きずっているんでしょうか?

自分の老後の面倒を見てもらうために子どもたちは生きているわけじゃありませんよ。逆です。大人はすべての子どもたちを育てるために生きている。そして、それは、ソロだろうが子無しだろうが一緒です。自分の子であるかないかは関係ない。働いて税金納めて、消費して経済回して、そうした行動すべてが巡り巡って子どもたちのためになっている。それこそが「経済(経世済民)」です。

 

クソコメが多い中、こういう有益なコメントもあります。

働きながら1972年、1975年に出産しました。新聞の社説などには人口会議からの、「子どもは2人まで」という宣言が大きく報道されてました。とても第三子まで望める状況は社会的にも職場内でもありませんでした。産休も産前産後の12週間で職場復帰し、保育園探しにも大変でした。今、後輩達が産休・育休の向上、保育園の増加などの恵まれた条件の中で、出産と育児ができるようになったのは良かったと思います。でも、働く事を希望したり、働かざるを得なかったりする女性が多い現代社会ではまだまだ不十分な法律や環境です。いろいろな角度から、少子化問題を考えていってほしいと願っています。

現代だけが子育てしにくい時代というわけでもないんです。現在70歳を超えるおばあちゃんたちの時代も大変だったんです。

人は自分の経験したものしか痛みを感じません。しかし、先人の経験や過去の事実を知ることで、「我も彼も時代は違えど、同じ痛みも知る者」とわかりあえるでしょう。

よく、テクノロジーも違う時代を比較しても意味がないということを言う人がいますが、決してそんなことはない。むしろ、時代が変わろうと、人間なんてほとんど変わらないんですよ。時代のせいにして片づける方がよっぽど乱暴です。

 

最後に、ヤフコメよりレベルの低いクソコメが集まることで定評のある東洋経済オンラインのコメント欄から、笑かしてくれたコメントをご紹介しましょう。

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これ、ID変えているけど、どう見ても同一人物だよねwww

よりによって「だんご3兄弟」を例に出すって、あなたこそ「何を言ってるんだろう」ですよ。自分の親戚が3人子ども生んだら、政府の正式文書の残る事実がデタラメになるんだとさ。

いや~ホント、毎回ネタをくれてありがとうございます。あなたこそアンチという名のファンです。ちなみに、IPアドレスわかるんで、あんまり調子に乗らない方がいいと思いますよ。

独身の「童貞率・処女率」30年間の変化

今回は、セックスについてのお話です。

「最近の若者は恋愛をしない=セックスレスである=草食化している」などという論法をよく聞きますが、全くの事実誤認であり、認識を正しくしていただきたいと思います。

とはいえ、決して「最近の若者もセックス意欲が旺盛である」と言いたいのではありません。

そもそも、昔も今もそれほど変わらないのです。

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社人研の出生動向基本調査には、独身者に対する「性体験の有無」を調べたデータがありまのす。その1987年と2015年とを比較してみましょう。

まず、男性の童貞率を見てみると、2015年の方が微妙に増えていますが、各年代別に見ても約30年前とほぼ数字は変わりません。

女性の処女率に関して言えば、むしろすべての年代において処女率が下がっており(性体験率が上昇)、むしろ肉食化と言ってもいいくらいです。

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推移を細かく見ると、男女とも1990年代後半から2000年代前半にかけて性体験率が上昇しており、そこから比べると下がったと言えますが、長期的にみれば、それほど変化があったわけではないのです。

18~34歳の全体の数字をグラフ化すると一層わかりやすい。

続きは日経COMEMOにて。無料です。

 

https://comemo.nikkei.com/n/nb36f07ef00ec

 

過去の失敗は、現在の行動次第で、未来に必要な助走となる

 

新刊「ソロエコノミーの襲来」の見本が届きました。

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春の桜に合ってる!

新書なのでポケットサイズです。

4月8日発売ですが、amazonではすでに予約発売中です。 ポチってください!どうぞよろしくお願いします。

 

僕は、独身研究家というふざけた肩書(本人的には真面目です)で、テレビなどメディアに多数出させていただいていますが、ちゃんと独身生活者を研究しています。最近は、一度結婚して離婚してソロに戻った男女との対面調査を数多く実施しています。

離婚原因は人それぞれですが、特に、離婚男性ほど過去を失敗として引きずる傾向があります。対面調査中、後悔の念を延々と吐露する男性もいます。誰かに聞いてもらいたかったんでしょうね。一方、女性は切り替えが早い。

どんなに後悔したところで、物理的に過去は変えられません。

これに対して異論はないと思います。

 

さて、日本最大のオンラインサロンを運営するキングコング西野さんが、近畿大学の卒業式で行ったスピーチをご存じでしょうか?

とてもいいスピーチでした。こちらにその全文が掲載されています。まずは、ぜひお読みください。

 

r25.jp

 

記事のタイトルになっている「僕たちは、過去を変えることができる」という部分について、ちょっと長いですが、その部分を引用します。

想像してください。僕たちは今この瞬間に未来を変えることはできません。そうでしょ? 
「10年後の未来を、今、この瞬間に変えて」と言われても、ちょっと難しい。
でも、僕たちは過去を変えることはできる。
たとえば、卒業式の登場に失敗した過去だったり、
たとえば、好感度が低い過去だったり、
たとえば、アホな相方を持ってしまった過去だったり、
たとえば、友達と一緒に恥をかいてしまった過去だったり…
そういった過去を、たとえば僕の場合ならネタにしてしまえば、あのネガティブだった過去が俄然、輝き出すわけです。
「登場に失敗して良かったな」と思えるし、
「嫌われていて良かったな」と思えるし、
「相方がバカで良かったな」と思えるし、
「友達と一緒に恥をかいて良かったな」と思える。
僕たちは今この瞬間に未来を変えることはできないけれど、過去を変えることはできる。
これから皆さんは社会に出ます。
様々な挑戦の末、最高の仲間に出会えることもあるでしょうし、最高のパートナーに巡り会えることもあるでしょうし、最高の景色に立ち会うこともあるでしょう。
一方で、涙する夜もあるし、挫折もあるし、傷を背負うし、言われのないバッシングを浴びることもあるでしょう。
挑戦には、そういったネガティブな結果は必ずついてまわります。
でも、大丈夫。
そういったネガティブな結果は、まもなく過去になり、そして僕らは過去を変えることができる。
失敗した瞬間に辞めてしまうから失敗が存在するわけで、失敗を受け入れて、過去をアップデートし、試行錯誤を繰り返して、成功に辿りついた時、あの日の失敗が必要であったことを僕らは知ります。
つまり、理論上、この世界に失敗なんて存在しないわけです。
このことを受けて、僕から皆さんに贈りたい言葉は一つだけです。
挑戦してください。

「過去の失敗は、現在の行動次第で、未来に必要な助走になる」ということを言っているのだと僕は解釈しました。

これから社会に出て行く学生たちにとって、これ以上にない追い風の言葉になっていると思います。

とはいえ、ちょっと知識のある方はこう思ったりもするでしょう。

「いやいや、過去は変えられないよ。有名な言葉に"他人と過去は、変えられないが、自分と未来は、変えられる"というのがあるじゃないか。過去を変えるより未来を変える方が前向きだぞ」と。

 

奇しくも、僕も、2017年1月に上梓した拙著「超ソロ社会」のあとがきの中で、「自分と他人、過去と未来は変えられるのか?」について言及しています。そして、このテーマは、キンコン西野さんに影響を受けた考えであることも明記しています。もっと言えば「超ソロ社会」という本を書いた動機に彼との出会いがあるのです。

せっかくですので、「超ソロ社会」のあとがき全文を掲載します。

 

続きはこちらから→日経COMEMOへ。 

https://comemo.nikkei.com/n/n41f63a98a9a5

 

 

 

 

 

ちなみに、きっかけのニコ生出演の一部はログミーで記事化されています。

 

logmi.jp

 

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脱カメレオン-「駆け込み結婚相談所」のアドバイス

3/16に放送されたテレビ朝日「駆け込み結婚相談所」ですが、今回も年始の番組に続いて、ツイッタートレンド入りするなど好評でした。ありがとうございます。

こんなうれしいツイートも! 

 

このように、我々のアドバイスが勉強になったという声も多くて、うれしい限りです。その後、番組を見逃した方から「見たかった~」という声もたくさんいただきました。とはいえ、ネットにアップするのは違法なので、今回自分のアドバイスに絞って、ここで報告させていただきたいと思います。

「駆け込み結婚相談所」ってなに?って方はまずこちらをご覧ください。

note.mu

 

今回、相談者は3名。最初の方は、こんな方でした。一応お名前はふせさせていただきます。

 

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ちゃんとお仕事されているし(むしろこの年齢の男性より収入多い! )、メイクのお仕事なのでコミュ力もあるし、テレビご覧の方はわかると思いますが、見た目もかわいらしい方です。

ご本人は20代の頃から彼氏が途切れた事がないという。

モテ女じゃないですか。と思ったら、どうやら「男運がない」という相談でした。彼女曰く、付き合う男がことごとく「やべえ奴」しかいないとのこと。

ヒアリングで明らかになった彼女の恋愛遍歴というか「やべえ奴」遍歴はこちらです。

22~24 歳:アルバイト先の大学生。オラオラ系の彼氏。相手の浮気で破局。玄関で浮気現場に鉢合わせ。
24 歳 :同じアルバイト先で整体師を目指す年下。↑の件を相談していたら告白される。彼の将来への意気込みが物足りず、別れる。
24~27 歳:3 歳上のサラリーマンと3 年間交際。婚約までしたが、夢も成長もない男でつまらないと思い別れる。
27 歳 :婚約破棄の頃、飲み会で7 歳上の経営者と出会う。ちゃんと付き合ってもらえず終了。
27~29 歳:その頃、よく飲みに行くバーの店員に口説かれ付き合う。結婚を考えてくれず別れる。
29~30 歳:IT 社長と出会う。1000 万円稼いで来たら結婚してやると言われる。浮気も何度か。あげく相手から「仕事に集中したい」と振られる。
30 歳 :飲み会で知り合った業界人。相手に女がいたが別れるからと言われ、2 年間付き合ったり別れたり。

他にも、「昨日親父が亡くなったからそばにいて」と嘘をつかれホテルに誘ってくる男もいたとか(行かなかったらしいですが…)。

犬山紙子さん「ガチクズだ! 」

異論ありません。最後の嘘つき男とか確かにそうですね。ただ、全体的に漂うのは、「彼女と結婚する気がない男」が多く、それだけを見ると「都合のいい女になってやしないか」という思いになりがちなんですが、よくよく見ると、「相手に結婚の意欲がある男に対しては自分からフっている」点が気になりました。

なので、最期に僕の方から、質問しました。

「そんな男ばかりじゃなくて、良い方と付き合ったことはないんですか?」

すると「あります」と。

その相手は、32歳の頃、9 歳下の外資系サラリーマンとスノボで出会った。
誠実すぎて、眩しすぎて、天使のようで…

「圧倒的にいい人すぎて、こいつはやべえ奴だ」

と思ったそうです。結局クズ男もいい男も、彼女からするとみんな「やべえ奴」になるそうですwww

その天使な彼には海外赴任の夢があり、自分と付き合っているとその夢をあきらめさせてしまうかもしれないと、結局彼女の方から別れたそうなんですが…そこでお時間。最後の質問の答えで、僕なりに解決の方向が見つかりました。 

 

 

僕が出したアドバイスは、「脱カメレオン」でした。

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彼女は、絶えず彼氏がいて、付き合っている男性に合わせて自分の色を確認するような、そんなカメレオン人間なんじゃないかと思ったわけです。

 

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これは、なにも彼女だけの問題じゃなく、誰にでも見られる現象です。上司にはペコペコして、部下には横柄になるサラリーマンとかいますよね。

但し、彼女は、自分の存在価値すらも自分の外側の男や、外部環境に置きすぎてしまっているため、結局自分がわからなくなってしまう状態に陥っているのではないか、と。

彼女自身は色を持たない、透明なんです。いや、「透明だと自分自身で思い込んでいる」といったほうがいいかもしれないだから、色のある男(色気があるって意味じゃないよ)が一緒にいないと、自分の色を可視化できなくなるという恐怖心がある。

「水清ければ魚棲まず」という言葉もありますが、天使みたいな清い男には物足りなさを感じてしまい、逆に、問題のあるクズ男(濁った水)を選んでしまうのと同じ。濁っていないクリアな男だと「透明な自分は可視化されない、可視化されないと実在していない」と思ってしまうのでしょう。

これは自分の外側にある状態(環境)に依存し過ぎいるということになります。

自分の色を持ちましょう。いや、正確には、自分の色に気付きましょう。

 

透明な人なんていない。誰もが自分の色を持っています。

人と付き合うということは、相手の色に自分を合わせるということではなく、相手の色と自分の色とを混ぜ合わせて、新しい色に自分も相手も双方がなるということです。相手に合わせて同じ色になるんじゃない。足して新しい色を二人共同して作り上げるということなんだと思います。

そういうアドバイスをしました。

 

放送では尺の関係で説明できませんでしたが、自分の色とは一色とは限りません。一色であるはずがないのです。

よく「確固たる自分を持て」とか「唯一無二のアイデンティティ」とか言いますが、そういう考え方はかえって自分自身を窮屈にしてしまいます。人は誰かと関わることで、その誰かの色をちょっとずつ受け取り、色を変えていっているはずです。一期一会の出会いでも何かしら影響を受けています。自分が影響を受けているということは、相手にも影響を与えているということです。

誰もが誰かにとって彩りを与える存在であり、誰もが誰かから彩りをいただいているのです。それについてはこの記事に書きましたし、4/8に出る新刊「ソロエコノミーの襲来」にも詳しく書いていますので、ぜひ! 

wildriverpeace.hatenablog.jp

 

amzn.to

 

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日本の高齢既婚者を蝕む「見えない病」とは?

老後、ひとりになっても自分らしく生きるには、どうすればいいのか?

そんなテーマで、3月1日、朝日新聞のReライフフェスティバル「リアル読者会議」に登壇させていただきました。

その様子はこちらにて。

https://www.asahi.com/relife/special/festival/1223083

高齢になると健康問題は最大の関心事になります。生活習慣病や癌など気を付けなければならない病気がたくさんあります。しかし、日本の高齢の既婚男性に限ると、彼らを静かに蝕んでいる「見えない病」があります。

それが「妻唯一依存症」です。

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拙著「ソロエコノミーの襲来」の中でも指摘させていただきましたが、「結婚しても誰もがいつかはソロに戻る可能性がある」わけです。にもかかわらず、その認識が著しく欠落しているのが、特に50代以上の既婚男性たちです。

彼らの大部分がかかっている病といっていいのが、頼れる人が、妻だけになってしまう「妻唯一依存症」という状態です。※もちろん医学的な病気ではありません。

子どもが独立し、定年退職して無職になった既婚男性(特に、現役中仕事に没頭し、無趣味な人)が突然発症するパターンが多いようです。まるで母親に甘えるがごとく妻に依存してしまいます。妻を大切に思うことと、妻だけに依存してしまうこととはまったく違います。

イベントでもスライドとして使用しましたが、2010年内閣府「第7回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」によれば、日本の高齢男性は、米国やドイツと比べて、配偶者に依存する率がきわめて高く、その依存率は8割近くになります。

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夫婦が共に依存し合っているわけではなく、妻側は54%と夫側と比較して24ポイントも低いのです。夫が妻に依存しがちのは、米国もドイツも同様ですが、それにしても日本の夫の依存度は高いと言えます。

この調査では、他に「心の支えになる人」として「子ども」「兄弟姉妹」「友人」を選択肢としてあげていますが、日本の男性の場合、「友人」の率が3か国中もっとも低いというのも特徴です。家族以外に頼れる者がいない。これが、現在日本の高齢男性の置かれている境遇なのです。

「家族を頼る」こと自体は悪い事ではありませんが、「頼れる先が家族、それも配偶者しかいない」という状況は決して健全とはいえません。

そして、何より悲しいのがこれです。

 

続きは日経COMEMOにてご覧ください。無料です。

https://comemo.nikkei.com/n/n5250a33fb658