ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

NHKラジオ「ごごラジ!」出演

本日、NHKラジオ「ごごラジ!」にゲストとして呼ばれ、出演してきました。同じくゲストは、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事の東浩司さん。

結婚の必要性や人生の歩み方について語りました。

途中、韓国大統領の会見が入るなどありましたが、無事終了です。写真、一番左杜けやきさん、僕、東さん、神門さん。

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番組の中でアンケートしていて「あえて結婚しないという選択は幸せか?」という質問に「そう思う」が72%もあることに驚きでした。むしろ、少ないと予想していたので。しかも、女性だけに限れば、79%。ほぼ8割です。

8割?すごくない?

つーか、多すぎない?

番組の中でも言いましたが、女性が仕事をバリバリしてしまうようになると、皮肉にも未婚化が推進されるんです。今回はそのあたりに深くツッコむ時間がありませんでしたが、案外女性の方がもはや結婚に後ろ向きになっているのかもしれません。「結婚したい!」「婚活だー!」とかの声の方が大きくて、目立たないだけで…。それとも「ごごラジ!」のリスナーにソロ女が多いのか?

女性が結婚に後ろ向きになればなるほど、男が結婚できなくなります。

高度経済成長期、皆婚できたのは、女性の側に「結婚しないという選択肢」がなかったから。結婚とは女性にとって死活問題だったからです。

女性にとって「結婚のメリット」とは、経済的安定です。今も昔も。だから女性たちは、必死に年収の高い男を条件として婚活しているんです。自分で働いて、経済的自立してしまったら、結婚する必要性がなくなります。年収が高い女性ほど生涯未婚率が高いのが何よりの証明です。

 

杜けやきさんがいみじくもおっしゃっていました。

「ソロ男とソロ女が結婚すればいいんじゃない?」

まさにその通りなんですけど、年収がバカ高いソロ女と年収がバカ低いソロ男とじゃマッチングされないんですよね。価値観以前にそもそも出会わないし、出会っても互いに惹かれない。経済水準が一緒じゃないと無理なんです。

だから、同類婚が増える。年収300万円の男には、年収300万円以下の女と、年収1000万円の男には年収1000万とは言わないけれど600とかの女と結婚するんです。共働きすると前者の夫婦は世帯収入600万円ですが、後者は1600万円。格差が広がるんです。昔は、1000万円の男と結婚した女は専業主婦になったので、それほど世帯格差が広がることはなかったんですよ。

それにしても、ラジオは面白い。ニコ生とはまた違う形でのインタラクティブ性があります。ツイートも今日はリアルタイムで見ながらやりました。パーソナリティの杜けやきさんと神門さんの進行がスムーズでやりやすかったです。

ありがとうございました。

 

あ…ところで、ツイート見てて思ったんですが、相変わらず年収100万円台や200万円台の男たちが、「しないんじゃないんだよ。金がないから結婚できないんだよ」と主張しているんですが…

いいですか?

年収300万円未満の男でも、全国で340万人以上が結婚してますからね。年収200万円未満でも104万人もが結婚している。

本気で結婚したいなら年収なんか関係ないから!

逆に言うと、「金がないから結婚できない」と口にする男は、まず間違いなく結婚はできないでしょう。

 

結婚しない奴の話はどうでもいいから、結婚できない奴をどうにかする方法を考えろ、というツイートもありましたけど、厳しいこと言うと「金が無いから…」「正規雇用じゃないから…」と言っている状態は自立していないので無理です。自己有能感はあっても、自己肯定できない人たちですね。そういう話を後半でしました。

ここでいう自立とは、経済的自立ではなく精神的自立です。もろもろはしょっていうと、自分を承認できない奴は自立できない。そういうことです。

 

 

…というわけで、なんか警察で容疑者が撮られるような写真

↓髪の毛、寝ぐせってるなw

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