ソロで生きる力@荒川和久

来年1月に新刊「超ソロ社会-独身大国日本の衝撃」が出ます。「結婚しない男たち」とあわせてよろしくお願いします。独身研究の第一人者としてテレビ・ラジオたまに出ます。東洋経済オンライン、読売新聞オンライン他コラム等執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

マイナスを互いに責め合う関係ではなく、プラスを互いに感謝し合える関係性でありたいよね。

突然ですが…

イクメン」とか「イクボス」という言葉が大嫌いです。

 

共働き子育て夫婦のために、職場の制度とか見直して対応しましょう、ってこと自体はいいと思います。むしろ賛成。だけど、昨今の「イクメン」という言葉の使われ方には、「私」の問題を無理やり「公」の問題にねじまげて、一部の誰かが自分の正義を認めさせるための「小賢しいツール」に使われているような気がしてならないからです。

 

そもそも、現在でも専業主婦を望む独身男女は3割います(男31%、女28%「2015年出生動向調査」より)。さらに、同調査では、経済的理由で共働きせざるを得なかったとしても、「子どもが小さいうちは母親は仕事を持たずに家にいる方がいい」と答えているのは男70%、女73%もいます。

7割ですよ!

勘違いしないでほしいのは、だから女性は家に入り専業主婦をすべきだ、なんて言ってませんよ。

夫婦のことなんだから、夫婦で決めりゃあいいじゃん!

…ってこと。

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外野がぐちゃぐちゃ云う事じゃないし、それこそ「当たり前の社会規範」のように無理やり設定して、「みんなこのルールを守れ」と共産主義国家みたいに押し付けるものじゃないってことです。

ちきりんさんもツイッターでこう言っていました。

 

 

ほんとそう思う。

イクメンとかイクボスとか騒ぐ人達って自分が絶対正義と信じまくっているところが一番の問題。

大体「正義」とか「正しい」ということを自分で云う奴にロクや奴はいない!

彼らも口では「多様性だ」とか言うんだけど、自分の信じる「正義」以外の人生の選択を認めないし、あまつさえ悪扱いする。

ちっとも多様性なんか認めちゃいない。

 

「自分がこれだけやっているのに、あなたはこれしかしてくれない」と、自分が果たした義務と同等の義務を相手に求めて、満足できないと相手を責める。そんな夫婦の関係性に意味はあるんだろうかと思う。

「やっていない」ことを互いに責め合う関係ではなく、この漫画のように「やっていること」を互いに感謝し合える関係性でありたいものです。

 

 

自分の考える「べき論」を理想像として相手に押し付けるのは不幸しか産まない。相手が夫でも妻でも子どもでも、上司でも部下でも、友達でもすべて。

お互い相手のダメなところばかり探し合うような「相互監視関係」には、笑いも癒しも幸せもないでしょう。