ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

ある特定の月に離婚が集中している事実。実に日本人らしい。

日経COMEMOコラムの5回目です!

大多数の日本人が知らない日本人のこと。
明治初期まで、日本の離婚率は世界トップクラスでした。日本人は、世界的に見ても離婚再婚を繰り返す民族だったんです。
最近離婚が増えているという話も聞きますが、それはむしろ日本人としての原点回帰なのかもしれません。

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三行半(みくだりはん)という言葉があります。

この三行半は、夫が妻に対して一方的に突き付けるものだと思っていませんか?それは大きな誤解です。むしろ妻の方から「寄こせ! 」と旦那に要請した例も多いんです。そんな知っているようで知らない日本人の本質について書いています。

離婚は結婚5年以内が多かったのですが、最近は、結婚20年以上の熟年離婚も増えています。月別にどの月がもっとも離婚が多いか、についてのデータものせています。ある特定の月にものすごく偏りがあって面白いです。その偏りがまた日本人っぽい気がします。

ぜひご覧ください!

comemo.io

 

 

 

あと…これも誤解している人多いんですが

離婚が少ない=夫婦が互いに愛し合ってるということではない。家父長制度における妻は経済的自立を奪われていたわけで、離婚するという選択肢はなかった。つまり個人として経済的自立が進むと離婚は多くなるんです。だから男女とも銘々稼ぎ(共働き)していた江戸時代までの日本は離婚が多いし、アメリカも多い。

芸能人同士の結婚で離婚が多いのもそれで十分説明がつく。だって互いに相手に経済的に依存する必要がないわけだから。

そして、ペルーやチリといった南米の離婚率が低いのもこの国は子どもは母親が育てるという専業主婦率が高いからなんです。

なるほど。いろんなところで合点がいきます。

 

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