ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

生きているうちに「孤独に死ぬ」ことを心配している暇なんかないんだよ!

「結婚しないと孤独死するぞ! 」

この既婚者からの台詞を何度聞いたことかわかりません。もちろん、言う方に悪意がある場合とは限らず、むしろ善意で心配しての言葉だったりもします。僕がソロ社会についての記事を書くと、コメントの中にも大体上記のような内容のものがあります。こっちは完全にdisりの意味合いです。

 

しかし!善意だろうが悪意だろうが、聞く方からするとこういう気持ちにしかならないのです。

 

 

 

うるせーよ! 大きなお世話だよ! 

 

…と。

 

 

そして、あえて言うならば

 

「結婚しないと孤独死する」という言い方は間違いです。正しくは、

孤独死している男のほぼ全員がかつて結婚していた」ってことなんです。

 

だって、よく考えてください。孤独死対象の今おじいちゃんたちの世代は、ほぼ100%が結婚していた皆婚時代だったんですから。

 

既婚のおっさんたちがなぜそんなに「孤独死=酷いこと」のように言うのか、正直わからなかったんです。

 

孤独死の何がいけないの?死なんてそもそも誰もが孤独に迎えるものでしょ?

 

って思っていたし、今もそう思う。

一緒に誰かを道連れにしたら犯罪だし、枕元に親族一同が集まってむせび泣く中死ぬことが「非孤独死」なわけ?臨終の瞬間にそれほどの意味性あるのか?

多分、既婚のおっさんたちが孤独死を忌み嫌うのは、今の配偶者や子どもたちに対して「頼むから、俺を孤独死させるなよ」という潜在的な意識があって、それを直接的に言うのではなく間接的に言うことでわかってもらいたいってことなんじゃないかしら。

 

どこまで家族だけに依存しているんだ、お父さんたちよ。

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前も書いたけど、言いたいことは以下の通りです。

 

「孤独に死ぬ」ことを心配している暇があるんだったら、今「孤立しないで生きる」ことをやれ! 

 

日経COMEMOのデータ編第2回目は、そんな孤独死予備軍が一番多い都道府県はどこか?についてランキングしてみました。ぜひご一読ください!すごい数字になっています。

comemo.io

 

※ちなみにトップの写真は僕の撮影です。寂寥感出てますでしょ?