ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

どうしたら幸せという「状態」になれますか?

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先日の下北沢B&Bのイベントに取材に来て頂いたキャリコネニュース。記事が公開されていました!ライブレポート全体というよりも、前半部分のソロ男の生態に集中した形の記事となっています。

「独身者は無理に幸せになろうとしない方がいい」ーー 『超ソロ社会』著者の荒川和久さんが語る

news.careerconnection.jp

 

タイトルだけを見ると、なんか、独身者なんか不幸のままでいい!みたいな誤解を受けそうですが、ちゃんと本文を読んでください。ご納得いただけると思います。

そもそも既婚者と独身者とでは幸せの貯蔵庫が違います。にも関わらず、独身者は、「結婚できていない」自分に負い目を感じ、既婚者のような幸せを追い求めようとします。

そんなの意味ありません。

大体、幸せなんて他人と比べてどうだ?という話じゃない。

幸せはその「状態になる」ということではなく、「感じる」ものです。ひとりひとりの感受性の問題なんです。ささいなことを幸せに感じることができる人もいれば、何億も稼いで豪邸に住んでいたって不幸しか感じられない人だっています。

妻と子がいる状態が幸せなんではなく、独身で居続ける状態が不幸ということではありません。

同様に、「結婚という状態」に幸せも埋まっていないんです。

 

「どうしたら幸せになれますか?」

独身者は、こんな質問をよくします。それは、この質問の中に「結婚という状態になったら幸せになれる」という思い込みが隠されています。だから結婚をゴール視してしまうし、「結婚しさえすれば」みたいな気持ちが生まれてしまうんです。そうした意識でたとえ結婚しても、果たして幸せを感じれるものでしょうか?

それこそが「結婚という状態に依存」している証拠です。

幸せと言う名の「状態」探しはやめましょう。

その前に、ひとりひとりが「ソロで生きる力」としての精神的自立心を身に付け、自分の中の多様性というものを受容し、まず「自分を愛する」ことが先決でしょう。自分を愛せていれば、自然と人にもやさしくなれるし、自動的に幸せだって感じているはずです。

そのあたりには拙著「超ソロ社会」のテーマでもあるので、是非ご覧ください。特に、がんばることに疲れてしまったあなたにこそ読んでほしい。

 

ちなみに、この記事大変好評のようで、ライブドアニュースや、ニコニコニュースにも転載されていますが、各々でコメントの傾向が違うのが面白い。ニコニコニュースの方がこじらせ男子多いですね。

news.livedoor.com

 

news.nicovideo.jp

 

その中で、「猫好き関係ないやん」というご指摘がありましたので、調査のエビデンスを公開します。ソロ男と既婚男性とで比べると、圧倒的に「犬好き」な男性の方が結婚しています

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女性のみなさん、相手が結婚する気があるかどうかを見分けたいなら、「犬か猫かどっちが好き?」と質問してみて下さい。

 

相変わらず百田尚樹さんとデッドヒート続けてます。よろしくお願いします。  

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