ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

現代の日本人はどうして他者を否定し、排除する、許容性のない人たちばかりなんだろう?

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大阪学院大学経済学部の森田健司教授との対談記事・後編が公開されました。

 

www.hakuhodo.co.jp

 

多くの女性たちが抱いている「恋愛の到達点に結婚がある」という幻想について、一刀両断しています。

これは、先日ウートピで取材された時に言ってたことと通じるかもしれません。wotopi.jp

みなさん、日本人は集団主義だと思っていますよね?

実は日本人ほど個人主義で、損得で動く民族もいないんです。集団の中で「空気」を読むというのは、同調しているのではなく、そっちがメリットだと考えればそうするという個人の損得勘定からなんです。身も蓋もないけど。だから離婚も多かった。

江戸時代の人口千対離婚率は4.8もあったと言われていて、これを現代の世界各国の離婚率にあてはめると世界一のロシアの4.5より上なんです。

つまり、江戸の日本は世界一の離婚大国だったんです。

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日本の離婚率が減ったのは、明治民法が施行されていわゆる「家父長制度」「家制度」という縛りができてからなんです。「二夫にまみえず」なんてたかが150年くらいのもんなんです。

江戸期土佐藩の法律に「離婚は7回してはならぬ」というものがありました。ということは6回まではOKなんです。それくらい離婚は江戸時代普通のことだったんですね。

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また、日本人にはいい意味でのいい加減さもありました。

仏門に入っていようが八百万の神は信じるといったような…。だからこそ、他人の考え方をいちいち拒否したり排除したりしなかった。異質なものを受容する・受容できたというのが、かつての日本人でした。

現代の日本人はどうでしょう?

他人の考え方や価値観を拒否したり、自分たちが正義と思うことに従わない異分子を排除する。そんな行動が横行しているように思えます。

もう一度私たちは、江戸の人たちを学び、見習うべきではないでしょうか。

そんな話をしています。是非ご一読ください。

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前編はこちらです。こっちもおもしろいです。

 

wildriverpeace.hatenablog.jp