ソロで生きる力@荒川和久

来年1月に新刊「超ソロ社会-独身大国日本の衝撃」が出ます。「結婚しない男たち」とあわせてよろしくお願いします。独身研究の第一人者としてテレビ・ラジオたまに出ます。東洋経済オンライン、読売新聞オンライン他コラム等執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

言葉を、人を傷つけるための凶器に変えるのはやめましょうよ!

東海道新幹線の殺傷事件は、ショッキングであり、かつ、とても痛ましいものでした。

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「誰でもいい」と見ず知らずの人を殺せてしまうこの小島一朗なる畜生には、怒りしか覚えません。こいつがどんな心の闇を抱えていたのかとか、苦しんでいたのかなんて知ったことじゃない。

ふざけんなっ! 

一方で、自分の危険を顧みず、見ず知らずの女性を助けるために犠牲になってしまった梅田耕太郎さんが気の毒でしょうがない。

我々だって、もしかしたらいつなんどきこんな事件に遭遇するかもしれない。そんな時梅田さんのように行動できるのか?

このニュースを聞いた時、そんなことを頭の中で考えていました。

そんな中、耳を疑うような言動がこれ。

matome.naver.jp

 

あろうことか、「梅田さんが立ち向かって、容疑者を刺激したことで最悪の事態を招いてしまった」という警察見解をそのまま報道したミスターサンデー。

発言の詳細はこうだ。

「新幹線の車内で被害者となってしまった男性なんですが、容疑者の男にたった1人で立ち向かったということが、目撃者の証言でわかりました。今、警察は2つの見方をしています。男性が立ち向かったおかげで多くの乗客の命が助かった、という見方。男性が立ち向かって容疑者を刺激し、結果として最悪の結果を招いてしまった…こうした2つの見方を慎重に検討しながら捜査をしている状況です」

後半はいらない! 言う必要がない。

身を挺して女性の生命を救った梅田さんの行動を全否定するかのようなこんな言動って、あり得ないでしょ。

しかも、この言い方に対して、番組内のキャストもスタッフも一切訂正も謝罪も、「そういう言い方は不適切だ」という批判すらなかった。どういう神経をしているのだろうか。

たとえ警察の見解がそうだったとしても、それをそのままコピペで伝えるだけならジャーナリストでも記者でもない。ただの録音機だ。何より、公共に向けて放送する立場にしては、あまりに配慮と思いやりに欠ける行為です。もっと言えば、「人間性の欠片もない」。

 

それだけじゃない。

書くのもはばかれるようなこんな書き込みもされていたようだ…。

togetter.com

 

こういうのを書く人たちは一体どんな感情をお持ちなのだろうか。相手の立場やご遺族の立場に立って考えるということができないのでろうか?主観でしか生きてないのか?

いや、そもそも生きてさえもいないのではないか?

これに限らず、ツイート上のクソリブやブログなどに対するクソコメントを書き込む人たちは、それを書いて一体何を得たいのか?あなた方がどんな感情を持ったかどうかはまでは関知しないし、それは自由だが、一旦ネットに書いてしまったことはあなた一人の感情の吐露では済まされないのだ、ということを肝に銘じてほしい。

この小島何某という犯人と同じことを、あなた方は「ネットに書き込む」ことでやっているのだ。

言葉を、人を傷付けたりする凶器に変えるのはやめましょう。言葉をもっと大事にしよう。言葉ひとつで、誰かを救えることもあるんだ。同じ言葉なら、そういう使い方をしましょうよ。