日本政府が「少子化を推奨」していたという事実、知ってます?
いつも皆さんが知らない事実をご提供している独身研究家・荒川です。
「少子化だ!」「超高齢化だ!」「人口減少だ!」そして「国が滅ぶ!」といわれている日本ですが、そもそも日本政府は少子化を推奨していたという事実をご存知ですか?
1974年6月に人口白書『日本人口の動向』が刊行されました。そこには「静止人口をめざして」という副題が付けられています。当時は、人口増加の方が課題だったわけです。
さらに、1974年7月に実施された「第1回日本人口会議」というのがありまして、そこでは増えすぎる人口を問題視し「子どもは二人まで」という宣言を出しています。
事実、そこから凄い勢いで少子化が進行していったわけです。
第1回日本人口会議の概要資料はこちら!
http://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/14213805.pdf
この会議に関する新聞報道は、大新聞・北海道から沖縄までの地方新聞、社説・コラム・漫画を含め、150編以上にのぼったらしいですよ。まさに日本をあげての大キャンペーンだった。そしてこれに国民が洗脳された。
奇しくも、1974年の数年後に20歳を迎えたソロ男女が、2010年及び2015年の国勢調査において生涯未婚率最高記録更新の立役者(45-54歳)になっているわけです。
政府の「子どもを生むんじゃない」という声に忠実に従ったようなものじゃないですか。決して、個人の草食化とかそういう問題ではないんです。
ちなみに、生涯未婚率が急上昇したのは1990年代からです。そこで政府は当時経済企画庁が出した「国民生活白書」の中で、「少子社会の到来,その影響と対応」というものを出しています。とはいえ、そこから何が変わったわけでもなく、むしろ少子化も未婚化もより加速していったというのが実情です。
政府は実は少子化対策なんてする気がないんですよ。
…わかんないけど、多分。
明治以降の婚姻・離婚・人口の長期推移を見てほしいんですが…
よくよく見ると気付きますが、明治維新時点3300万人だった人口が1億2000万人と4倍に増えていること自体が異常なんです。
これを体内における菌だと考えると相当やばい状況が続いて高熱(人口増加)にうなされ続けた150年だったとも言える。
こう書くと「人間を菌扱いするな!」的な批判が来るかもしれませんが、いやいや地球目線で言ったら人間なんてクソ菌以外の何者でもないでしょう。ある意味、地球そのものを壊す癌細胞かもしれない。
世界の人口予測では2050年97億人に達します。そっちの方が問題でしょう。
産めや増やせや、なんて号令かけたって少子化は止まらないし、人口は減少していくんです。大事なのは、それを事実として認めた上で、その前提でどうすべきかを考えることです。
こぼしてしまった盆の水をいつまでぐちぐち言ってるんですかって話ですよ。そんなことしている暇あるなら、もう一度水を汲みに行け!
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