ソロで生きる力@荒川和久

独身研究家として、テレビや新聞・雑誌などのメディアに出演しています。著書「結婚滅亡」「ソロエコノミーの襲来」「超ソロ社会」「結婚しない男たち」など。東洋経済オンライン等でコラム執筆しています。執筆・取材・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージからお願いします。https://www.facebook.com/profile.php?id=100008895735359

独身の「童貞率・処女率」30年間の変化

今回は、セックスについてのお話です。

「最近の若者は恋愛をしない=セックスレスである=草食化している」などという論法をよく聞きますが、全くの事実誤認であり、認識を正しくしていただきたいと思います。

とはいえ、決して「最近の若者もセックス意欲が旺盛である」と言いたいのではありません。

そもそも、昔も今もそれほど変わらないのです。

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社人研の出生動向基本調査には、独身者に対する「性体験の有無」を調べたデータがありまのす。その1987年と2015年とを比較してみましょう。

まず、男性の童貞率を見てみると、2015年の方が微妙に増えていますが、各年代別に見ても約30年前とほぼ数字は変わりません。

女性の処女率に関して言えば、むしろすべての年代において処女率が下がっており(性体験率が上昇)、むしろ肉食化と言ってもいいくらいです。

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推移を細かく見ると、男女とも1990年代後半から2000年代前半にかけて性体験率が上昇しており、そこから比べると下がったと言えますが、長期的にみれば、それほど変化があったわけではないのです。

18~34歳の全体の数字をグラフ化すると一層わかりやすい。

続きは日経COMEMOにて。無料です。

 

https://comemo.nikkei.com/n/nb36f07ef00ec